移行用/ニュース 名城大と王滝村が「王滝カブの飲む酢」を商品化
- 学生たちがデザインしたラベル
- 赤カブの色素で色鮮やかな「王滝カブの飲む酢」のサンプル
長野県王滝村と本学の農学部、経営学部が連携し商品化した、同村の赤カブを使った飲む酢が2月28日から、愛知県知多市の佐布里(そうり)池で開催される「第24回佐布里池梅まつり」や東京都新宿区での「信州・木曽の物産と観光展」でテスト販売されることが決定しました。
同商品は本学オリジナルブランド日本酒「華名城(はなのしろ)」や「飲む酢」の実績から、同村が特産品の赤カブを使った商品開発を依頼。農学部の加藤雅士教授(応用微生物学)研究室が中心となり、同学部の小原章裕教授(栄養科学)、林利哉教授(食品機能学)も参画し、ラベルは経営学部の澤田慎治准教授(プロダクト・デザイン論)のゼミ生が担当するなど、学部間の連携で担当しました。また醸造は華名城「飲む酢」の製造も手掛けた、本学卒業生の三井哲司さん(1985年農学部卒)が経営する株式会社三井酢店が担当しました。
加藤教授は「王滝村の赤カブの色素(アントシアニン)を分析すると、予想通り、抗酸化性と抗変異原性が検出されました。赤カブ色素を使った飲む酢は、全国的にも珍しいのではないか」と話しています。澤田准教授は「2、3年生のゼミ生たちが、ほぼ1年をかけて王滝村と消費者の両方の視点から何をすべきか検討し、制作しました。商品名は中身を分かりやすく伝えるため『王滝カブの飲む酢』と命名。ラベル全体は王滝村らしい“ぬくもり”を感じてもらえるよう絵手紙風に仕上げました」と語っています。またラベルの赤カブの絵は経営学部2年の高木洋仁さんが、商品名の筆字は伊藤優里奈さん(同2年)が、それ以外の文章文字は山本翔平さん(同2年)が手書きしています。
また加藤教授は「2013年11月にこのお話をいただきました。王滝村では昨年9月に御嶽山が噴火し、主要産業である観光が大きな打撃を受けました。この商品が少しでも活性化のお役に立てばという思いで取り組んできました」。王滝村の村おこし推進課地域交流係長の堀内かすみさんは「飲む酢の赤カブは、学生さんたちが収穫したものを使用しています。すっきりと飲みやすく、色鮮やかに仕上がったと思います。特産の赤カブ漬けは通年商品ではないため、飲む酢のように年間を通して販売できる商品に期待しています」と話しています。
今回はテスト販売のため、数量限定販売です。貴重な販売機会をお見逃しなく!
会場名 | 日時・場所 |
---|---|
第24回佐布里池梅まつり | 2月28日(土)・3月1日(日) 佐布里緑と花のふれあい公園 愛知県知多市佐布里台3丁目101番地 |
信州・木曽の物産と観光展 | 3月3日(火)~6日(金) 新宿駅西口広場イベントコーナー 東京都新宿区西新宿1丁目地先 |