移行用/ニュース 大島への自転車寄贈プロジェクトで活動報告会 山本さん、中島さんが850キロ走破の思い語る
東日本大震災からの復興をめざす宮城県気仙沼市大島を支援するため、募金活動も兼ねて名古屋~気仙沼850㎞を自転車で走りぬいた経済学部4年生の山本創平さんと中島崇晴さんの活動報告会が9月30日午後6時10分から共通講義棟北N403教室で行われました。2人は資料と映像で、「チャリ・チャリ・チャリティー!プロジェクト」と名付けられた活動の目的、大島とのかかわりやプロジェクト企画構想の経緯、自転車で名古屋から大島に向かった道中での卒業生や一般市民との出会い、多くの人たちからの励ましについて報告。気仙沼大島観光協会に贈られた自転車は25台(大人用12台、子供用13台)ですが、大島到着後に寄せられた寄付金を含めた最終的な募金額は、到着時の80万8484円からさらに増え、87万231円に達し、その収支報告書が公表されました。
報告の締めくくりとして、山本さんは「大学、被災地、そして応援してくださった全ての皆さんとの『つながり』の力に勇気づけられ走り切ることができました」、中島さんも「学内外の皆さんの応援があったからこそ走り切れた。感謝の気持ちでいっぱいです」と活動を終えた思いを語りました。
「つながり」を感じることで走り抜けた
大学生活最後の年に何か大きなことをしたい。大島との出合いによって大学生活が楽しくなったので、大島に恩返しがしたい。自分を成長させてくれた大学に軌跡を残したい。そんな思いで始めた今回の企画でしたが、勢いで850kmを突っ走った感じです。企画の段階では計画性も、実現の可能性も薄かったのですが、募金活動を始め、新聞に載り、応援してくれる人が増えることで、絶対にやり遂げたいという強い意志に変わりました。
9月1日に名城大学を出発し、気仙沼に到着するまでの850㎞の道のりの中でも、何度もアクシデントでつまづき、疲労とも闘いながらでしたが、一度たりとも心が折れることはありませんでした。応援してくれている人の思いを、集まった募金を、大島で待っている人たちのためにも、前に進むことだけを考えた9日間だったと思います。
私はこの「チャリ・チャリ・チャリティー!プロジェクト」を終えて、多くの「つながり」を感じました。大学とのつながり、被災地とのつながり、教職員さんとのつながり、卒業生の方々とのつながり。「チャリ・チャリ・チャリティー!プロジェクト」は、応援してくださる多くの方たちとの「つながり」によって成功したと思います。応援、並びにご協力、本当にありがとうございました。
応援したくれた全ての皆さんに感謝
大島へ自転車で行こう!という話を聞いたときは、そんなことできるわけがないと思い込んでいました。しかし、何でもやってみないと分からないもので、出発から9日たつと大島にたどり着いていました。プロジェクト始動後、とても多くの方々から募金や応援の声をいただき、自分たちの思っていた以上の反響を生むことになりました。道中で何度も心が折れそうになりながらも、これまで応援してくださった方々や、大島で自分たちを待っていてくださる方々のことを思い出し、自らを奮い立たせながら前へ前へと進みました。
このプロジェクトは、大変多くの方々のご協力によって成功させることができました。応援してくださった皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
収入 | 支出 | ||||
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期間・場所 | 金額 | 品名 | 数量 | 金額 | 備考 |
4月1日~29日 | 34,570円 | 大人用クロスバイク | 12台 | 384,612円 | 5%OFF |
4月30日~6月2日 | 24,733円 | 子供用MTB | 8台 | 249,000円 | 320円引き |
6月3日~7月10日 | 23,796円 | 子供用シティサイクル | 5台 | 105,450円 | 5%OFF |
7月11日~8月4日 | 152,889円 | 折り畳みガレージテント | 2台 | 104,601円 | 619円引き |
8月4日~8月31日 | 516,067円 | ダイヤルロック | 12個 | 4,782円 | - |
設置募金箱7個 | 28,166円 | 防水ライト | 12個 | 4,862円 | 168円引き |
9月1日~12日 | 38,000円 | 乾電池 | 48本 | 3,576円 | - |
9月12日~24日 | 52,010円 | 電動空気入れ | 1機 | 11,826円 | - |
- | - | バルブアダプタ | 1本 | 1,522円 | - |
合計 | 合計 | ||||
870,231円 | 870,231円 |