トップページ/ニュース 農学研究科の塩澤さんが農薬化学国際会議でポスター賞を受賞

受賞者 塩澤香菜さん(農学研究科農学専攻修士課程1年、田村廣人教授研究室)
受賞名 第13回IUPAC 農薬化学国際会議ポスター賞
受賞日
開催地
2014年8月10~14日
アメリカ・サンフランシスコ
受賞
テーマ
Novel biodegradation mechanism of alkylphenol polypropoxylates and identification of their biodegradate by S10-GERMS method(新規アルキルフェノールポリプロポキシレート分解メカニズムの解明およびS10-GERMS法による分解菌の同定)
本国際会議は、アメリカ化学会アグロ部門との合同の国際会議として開催されました。
農業において農薬補助剤は多量に使用されているにも関わらず、環境中での動態に関する研究は不十分です。そこで、本研究室では、最も広く使用されていた農薬補助剤であるアルキルフェノールポリエトキシレート(APEOn)の微生物分解に着目し、分解メカニズムおよび分解菌を明らかにしてきました。しかし、類縁体であるアルキルフェノールポリプロポキシレート(APPOn)の分解プロセスおよび分解菌は未解明であったため、その解明に着手しました。その結果、APPOnが中央開裂という新規な分解メカニズムにより内分泌かく乱作用を持つ代謝毒性物質、オクチルフェノールが高濃度に生成していることを解明しました。分解菌は、本研究室で確立したMALDI TOF MSを用いた新規微生物同定法であるS10-GERMS法と16S rRNA遺伝子解析の両方にてNovosphingobium subterraneumと同定しました。新規な分解経路の解明と新規なS10-GERMS法による分解菌の同定が評価され、Poster Awardに選ばれました。なお、Poster Awardは、約600 題以上の発表の中から20題が選ばれ、日本からの発表での受賞は、唯一、本Poster Awardのみでした。

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