移行用/ニュース 農学部英語研究室の安原准教授が市河賞を受賞

一般財団法人語学教育研究所は、11月23日、東京家政大学で開催された同研究所2013年度研究大会で、農学部の安原和也准教授(教養教育部門英語研究室)に第47回市河賞を授与しました。市河賞は、同研究所が英語学者の市河三喜博士(1886~1970)の業績を記念して1966年に設けた賞で、英語学研究の優れた論文を公刊した若手研究者に対し、市河賞選考委員会の審査を経て授与される賞です。
受賞著書名は、『Conceptual Blending and Anaphoric Phenomena: A Cognitive Semantics Approach』(概念ブレンディングと照応現象 : 認知意味論的アプローチ)で、2012年11月に開拓社より出版されました。単著で全272頁。英語のことば遊びに見られる照応現象に着目しつつ、「融合指示」や「文脈指示」と呼ばれる新たな照応概念の重要性と必要性について、認知意味論の観点から考察。英語学や英語教育の見地から、高く評価されました。
安原准教授は「名誉と伝統がある市河賞の受賞は、予想外の出来事で、34歳の若手研究者には重たすぎる賞です。受賞が決まっても、夢のような気分に浸っています。受賞を糧に、今後も英語学研究(ひいては英語教育)の発展に貢献できるような研究活動を積極的に進めていきたい」と喜びを語りました。
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