移行用/ニュース 「よみがえれ大島」で第6回復興支援プロジェクト

201307023095_1.jpg陸前高田市の「奇跡の一本松」の前で

野球指導、ツバキ園整備、ホタテ養殖支援に34人

201307023095_2.jpg大島入りした学生たち

東日本大震災の被災地、宮城県気仙沼市大島の復興を支援する名城大学のボラン ティアプロプロジェクト「よみがえれ大島」の第6回現地活動が6月28日~7月1日行われました。参加したのは生活支援本部長の今西文武学務センター長 (経済学部教授)を団長とする職員5人と学生29人の34人。バス車中泊での2日間を除く6月29日と30日の2間、大島での支援活動に汗を流しました。 29日夜は菊田栄四郎・前大島小学校校長を講師に迎え、震災後の気仙沼市内や大島の人たちの、簡単には癒えない心の傷跡や復興の歩みについて、貴重な体験 談を語っていただきました。

陸前高田の一本松、陸上の大型漁船視察と亀山展望も

ツバキ園での雑草除去作業
養殖ホタテ貝の付着物除去作業

大型漁船「第18共徳丸」の前で
亀山山頂を訪れた学生たち

今回は、交通事情に恵まれ、気仙沼市に予想以上に早く到着できたこともあり、過去5回のプロジェクトでは盛り込まれなかった現地視察プログラムが設けられました。気仙沼市と隣接する岩手県陸前高田市内にバスで移動、3.11の津波に耐え、復元された「奇跡の一本松」と周辺の被災状況を視察。また、気仙沼港までの帰路、津波で打ち上げられたままの大型漁船「第18共徳丸」(全長60m、330t)の前にも降り立ち、改めて津波のエネルギーのすさまじさを実感しました。
2日間の復興支援作業では、ツバキ園での雑草除去作業と養殖ホタテ貝を覆う“ごみ”と呼ばれる海中での付着物の撤去作業が行われました。30日は作業と並行して、3グループが交代で大島北側に位置する標高235mの亀山山頂に車で移動、気仙沼湾を見下ろす大パノラマを望みながら、引率した入学センター職員の樋口義博さんから大島の被災状況についての説明を受けました。

小中学生たちと2回目の野球交流も

201307023095_8.jpg大島小学校で行われた野球教室

29日は午前、午後とも硬式野球部、準硬式野球部員ら学生7人と準硬式野球部監督の樋口さんたちが、昨年に続いて野球教室開催。30人近い大島小学校、中学校の野球部員たちのほか、今年3月まで大島中学校野球部監督で4月の異動で気仙沼市立唐桑中学校勤務となった七宮克徳先生が唐桑中学校野球部員たち14人を率いて参加。「プロ野球を目指す選手たちもいる大学生たちから、より高いレベルの野球を学んで下さい」という樋口監督の指導で、基本練習や投球練習、打撃練習に汗を流しました。野球交流には親たちも参加し盛んな声援を送りました。また30日午後5時半、ボランティア参加者一行が大島を引き上げる際には40人を超す野球部の小中学生たちや親たちがフェリー乗り場に現れ、「ありがとうございました」の大声とともにテープを投げ込んで見送ってくれました。

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