移行用/ニュース 気仙沼大島で5回目のボランティア活動
名城大学が東日本大震災の被災地復興支援活動として2011年6月から取り組んでいる宮城県気仙沼市大島を支援するボランティア活動「よみがえれ大島!」 の第5回プロジェクトが11月30日~12月3日に行われ、演奏会を開催した管弦楽団も含め総勢94人が現地活動を展開しました。参加したのはボランティ ア活動班34人(学生30人、教職員4人)、職員研修班22人(入職3年以内の職員19人、同行職員3人)、演奏班38人(管弦楽団学生37人、教職員1 人)。ボランティア班と職員研修班は11 月30日午後5時にバス2台で天白キャンパスを出発し12月1日午前7時に気仙沼港のフェリー乗り場に到着。作業に必要な長靴やヘルメットや装備品などが 入った段ボール箱を手際よく次々とフェリーに積み込み、同8時に大島に入りました。
ツバキ林整備や養殖ホタテの手入れなどに汗
午前9時から早速、4グループに分かれて作業を開始。今回のメーン作業の1つは大島の新たな観光スポットづくりと産業振興の面から期待が高まってい るツバキ林の整備。伐採された雑木の撤去が中心でしたが、2人がかり、3人がかりでの撤去が必要な巨木もあり、かなりの重労働も求められました。もう1つ の大きな作業が、養殖中のホタテ貝に付着するフジツボやシュウリ貝、藻類などをそぎ落として手入れする作業。1年後の収穫には欠かせない作業です。作業に 先立ち、学生2人が漁師さんの操縦する船に乗り込み、養殖現場へ。目印のブイから養殖中のホタテを次々に船に引き揚げて陸地に運搬。待ち構えていた作業班 のメンバーたちが早速、漁師さんの指導で、専用の刃物を使い作業を始めました。
このほか、津波でなぎ倒されるなどして、海水浴場に残されたままの廃木を軽トラックに積み込んで撤去する作業なども行われました。
寒波にもめげずに無事作業完了
ボランティア団の大島入りに合わせるように、東北地方に本格的な寒波が襲来。大島でも12月2日朝は氷点下6度にまで冷え込むほどの寒さでした。冷 たい潮風に吹かれながらの作業は、1日目と2日目で、一部担当者の入れ替えも行われましたが、体調を崩す参加者もなく無事に作業を終えました。
大島小学校体育館では1日午後2時半から、昨年12月に続き2回目の管弦楽団による演奏会が開かれ、島の人たちを始め約50人が演奏を楽しみまし た。客席には昨年と同じ顔ぶれのお年寄りの皆さんも見えましたが、目を閉じて聞き入る人が多かった昨年に比べ、今年は演奏を楽しむ人たちの笑顔も目立つ演 奏会風景となりました。
学生たちを引率した学務センターの樋口義博さんは、島内を移動中、
7月の野球教室で指導した大島小学校野球部の練習に飛び入り参加し、再会を楽しみました。