移行用/ニュース 柔道部女子が全日本大会3人制で創部65周年に花添える準優勝

平成24年度全日本学生柔道優勝大会(男子61回、女子21回)が6月23、24の両日、東京の日本武道館で開催され、名城大学柔道部は女子が3人制で初 の準優勝に輝きました。柔道部は今年創部65周年。7回の3位という実績はあるものの果たせなかった決勝進出への壁を見事に打ち破る快挙となりました。男 子は2回戦で敗退し、残念ながらベスト16進出はなりませんでした。

前年度3位の女子はシード校となり、1回戦を不戦勝でスタート。2回戦の芦屋大学には苦しみながらも1-1で内容勝ちしました。芦屋の勝ちが技ありだった のに対し、名城は小城茜選手が一本で決めたためです。3回戦の道都大学にはいずれも一本勝ちの2-0で快勝し、準決勝に進出。前年度準優勝の東京学芸大学 との対戦となりましたが、先鋒引き分けの後、主将の古木里香選手が見事な足技で一本勝ちし、1-0で下して初の決勝へ進みました。決勝の相手は全国で唯一 の国立体育大学である鹿屋(かのや)体育大学。悲願の初優勝も射程距離に捉えた名城は、先鋒の上田聖奈選手は有効を奪い攻め立てたもののその後指導2つを 取られて引き分け。2番手古木は、圧倒的な重量差を誇る鹿屋の2番手に苦戦し一本を取られてしまいました。頼みの3番手小城も1本を取られ、無念の敗退を 喫しました。決勝戦を戦い抜いた選手たちは悔し涙をぬぐっていましたが、部長の藤田衆入学センター長(法学部教授)は、「これまで一度も破れなかった決勝 への壁を、創部65周年という記念すべき年に打ち破ってくれた。大健闘です」と選手たちをたたえていました。

男子はベスト16進出ならず

男子は1回戦で福岡教育大を5-0で下し2回戦へ。しかし、2回戦の相手は前年度3位の山梨学院大学。名城の2番手秋山龍太郎選手は、指導を取られるなど 苦戦はしたものの2本の技ありを決めて一本とし逆転勝ち。主将の西尾良太選手も相手エースから、投げ技で技ありを取った後抑え込んで一本勝ち。山梨学院大 も2人が勝ちましたが内容はいずれも技あり。最後の一人が引き分ければ名城が内容勝ちできるところでしたが、前年のインターハイ100㎏級超級チャンピオ ンを相手に73kg級の梅田建人選手は善戦しましたが、終了寸前に2つ目の指導を取られ惜敗。3-2で3回戦(ベスト18)進出はなりませんでした。藤田 部長は男子部員に対しても、「強豪相手に一歩も引かない戦いぶりは胸のすくものであった」と、選手たちの検討に拍手を送っていました。

大会の模様はBS11chで7月8日(日)20:00~22:00に放送され、女子3人制の決勝も放映される予定です。

■上記記載の選手
小城茜さん(法学部法学科3年)
古木里香さん(法学部法学科4年)
上田聖奈(法学部法学科3年)
秋山龍太郎さん(法学部応用実務法学科2年)
西尾良太さん(法学部法学科4年)
梅田建人さん(法学部法学科2年)

理事長、学長に準優勝を報告

12070326143.jpg

柔道部女子6人は7月3日、関巌監督(法学部教授)、藤田衆部長(同)らとともに大学本部を訪れ、小笠原日出男理事長、中根敏晴学長に初の準優勝を報告し ました。関監督が「選手たちは小さな体ながら、チーム力と粘り強さを発揮することができました」と報告。日本武道館での試合を観戦した小笠原理事長は「東 京学芸大との準決勝での見事な戦いぶりには、初優勝も夢ではないと思ったほどです。皆さんは素顔もかわいらしく、なでしこの激闘を見ている思いでした」 と、選手たちの健闘をたたえていました。

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ