トップページ/ニュース 赤﨑勇教授の文化勲章受章で記念講演会と祝賀会を挙行

400人が参加して盛大に行われた祝賀会。祝宴はトヨタ自動車の豊田章一郎名誉会長の乾杯の音頭で始まりました。 400人が参加して盛大に行われた祝賀会。祝宴はトヨタ自動車の豊田章一郎名誉会長の乾杯の音頭で始まりました。

赤﨑教授が「結晶、光、半導体」研究60年を振り返り講演


「コバルトブルーに魅せられて」のテーマで講演する赤﨑教授

講演する赤崎教授の講演に聞き入る参加者

 今年度文化勲章を受章した大学院理工学研究科の赤﨑勇教授による記念講演会と祝賀会が12月17日、名古屋市中区の名古屋観光ホテル那古の間で約 400人が参加して盛大に開催されました。午後4時からの記念講演会では、赤﨑教授が「コバルトブルーに魅せられて」のテーマで講演。

 赤﨑教授は「1962年に赤色発光ダイオード、68年には緑色のダイオードが開発されていましたが、3原色の中で最もエネルギーが大きな青色は実用化の見通 しが立っていませんでした。それに気づいた時、これこそ自分のやる仕事だと決意しました」と青色発光ダイオード(青色LED)の研究を始めたきっかけを振 り返りました。
そして、青色LEDに用いる窒化ガリウム(GaN)の結晶づくりに成功し、1989年にGaNpn接合型青色LEDの実現を写真を使って米国ロサンゼルスでの学会で発表した時の様子を、「1枚の写真が全てを物語っている。あとの説明はいらないと言われました」と、大きかった反響の 様子を紹介。
1952年の神戸工業(現在の富士通)入社から始まり、来年で60年を迎える赤﨑教授の「結晶、光、半導体」研究への取り組みに会場からは大きな拍手が送られました。

 記念講演に先立ち、中根敏晴学長は「赤﨑先生の長年の研究業績をこのような形でお祝いできるのは名城大学のみならず、この地域の産業界、官界、教育界においても大きな喜びです」とあいさつ。来賓の文部科学省の磯田文雄高等教育局長、独立行政法人科学技術振興機構の中村道治理事長からも祝辞が述べら れました。

豊田章一郎・トヨタ自動車名誉会長ら招き盛大に祝賀会


大橋理事長から表彰される赤﨑教授。右は陵子夫人

各界からの出席者で盛況の祝宴

中根学長から内助の功をねぎらい花束を贈られた陵子夫人

 祝賀会では大橋正昭理事長が「本学で文化勲章受章を祝うのは同じ理工学研究科の飯島澄男教授に続いて2回目。文化勲章受章者が2人も在籍するのは大変な快挙。今なお科学者としての歩みを止めない赤﨑先生に心から敬意を表します」とあいさつ。

 来賓祝辞では名古屋大学の濱口道成総長が「赤﨑先生の講演を聞き、自分も"科学少年"の時代に返った思い。目を輝かせて研究する楽しさを語る赤﨑先生の 姿こそ研究者の原点」とあいさつ。豊田合成の荒島正社長は「豊田合成が赤﨑教授に青色LEDの共同開発をお願いして4半世紀になりますが、60周年記念社 内報には先生から『一以貫之』(論語)というメッセージをいただいた。一つの道を失敗を恐れず信念を持って貫けば道は開けるという、先生自らの経験に基づ く言葉でした」と述べました。
豊橋技術科学大学前学長で、赤﨑教授の名古屋大学工学部時代の教え子でもある西永頌(たたう)東京大学名誉教授 は、「赤﨑研究室門下生の一番古手」と自己紹介したうえで、「学問をベースにした研究は大学の得意とするところだが、赤﨑先生による大学の研究が世界に青色を与えた」と、大学の基礎研究の重要性の典型例として、赤﨑教授の研究の意義をたたえました。

 赤﨑教授に対する名城大学理事長表彰、赤﨑教授の謝辞に続いてトヨタ自動車の豊田章一郎名誉会長が乾杯の音頭をとり、「皆さんのご挨拶を聞き、これだけ素晴らしい会はめったにないと思いました。日本全体がもっと元気を出してやらなければならないので、赤﨑先生にはさらに長く、健康で、若い人を育てていただきたいと思います」とあいさつ。祝宴では大村秀章愛知県知事をはじめ、産、学、官からの出席者たちが会場を埋め、赤﨑教授の受章を祝いました。

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