移行用/ニュース 気仙沼大島支援で24時間チャリティーラン

全員で最後の1周を走り終えた参加者たち 全員で最後の1周を走り終えた参加者たち

530人がたすきつなぎ5300キロ駆け抜ける

東日本大震災で被災した宮城県気仙沼大島に、走ることを通じて義援金を届けようという「24時間チャリティーランin名城大学」が、10月29日午前11 時から30日午前11時まで、天白キャンパスで行われました。学生や教職員ら35チーム、約530人が参加費1000円を払い、天白キャンパスの1周 1.1キロのコース(研究実験棟Ⅰ前のスタート地点から東門、11号館、本部棟、共通講義棟南、北の外側、研究実験棟Ⅰ前)を、各チームごとのたすきをつ ないで駆け抜けました。運営には学生ら約140人がボランティアとして協力しました。

開会式では大橋正昭理事長、中根敏晴学長に続いて気仙沼市から駆け付けた同市役所職員の広瀬宜則さん(1981年理工学部土木工学科卒)があいさつ。 「30数年前、皆さんと同じようにこの大学で学びました。震災で生き延びた人たちは、全国の皆さん、名城大学の皆さんの様々な支援に支えられて頑張ってい ます。本日の皆さんの温かい気持ちも被災地にしっかり伝え、励みにして頑張っていきたいと思います」とあいさつ。ゲスト参加の2004年アテネ五輪の金メ ダリスト野口みずきさんも「名城大学の皆さんはボランティア活動や様々な支援活動をされています。しかも、一過性に終わらせず、こうしたチャリティーイベ ントに取り組んでいると聞き、チーム(シスメックス)の後輩、西川生夏(2010年法学部卒、女子駅伝部OG)の母校であるということで一緒に来させてい ただきました。素晴らしいイベントに参加させてもらいすごくうれしく思っています」とあいさつしました。

スターターの広瀬さんのピストルの音とともに、参加者全員が野口、西川さんとともにコースを1周後、24時間ランがスタート。夜中に一時小雨がぱらついた ものの運営には支障なく、参加者たちは、交代で体育館などで仮眠を取ったり、スタート地点付近各所に置かれた石油ストーブで暖を取りながら2日がかりの長 丁場のランに挑戦しました。

互いの健闘たたえ参加者全員が最終ラン

30日午前9時ごろになると、目標の周回達成へスパートをかけるチームも相次ぎ、最後の力を振り絞るランナーたちも目立ち、各チームの応援も盛り上がりを 見せました。終了10分前の午前10時50分からは、記念の最終ランが行われ、運営ボランティアとして裏方を切り盛りしたほか、各チームからの要請で助っ 人ランナーに駆り出されるなど大忙しだった女子駅伝部の選手らも含め、参加者全員が笑顔でコースを一周し、互いの健闘をたたえ合いました。

閉会式では、330周を走り抜き、"本職の走り"で圧勝した1位の陸上競技部など3チームに賞品が贈られました。小林明発・副学長は「皆さんに頑張って コースを回っていただいた参加者全員の総周回数は4829周にのぼります。1周1.1キロなので、5311.9キロとなる計算です。これだけの距離を走っ ていただき本当にありがとうございました。4月8日の集会で、女子駅伝部の提案が発端になり、今回のチャリティーランが実現しましたが、実現できたのは、 関係者の皆さんの大変な努力があったからです。皆さんもそれぞれの思いを込めて走ったと思います。大震災発生から7か月以上たっていますが、復興へはまだ まだ時間がかかるでしょう。我々一人ひとりの思いが伝わればと思います」とあいさつしました。

会場には義援金箱も設けられ、24時間ランには参加しなかった人たちからの寄付も相次ぎました。
最終的な義援金額などの集計(学務センター作成)は こちら をご覧ください。

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