移行用/ニュース 次世代の研究開発で飯島教授が講演

「教育機関における次世代の研究開発」をテーマにした東海工学教育協会地区大会(東海工学教育協会主催)が10月28日、天白キャンパス11号館で 開かれました。本学を中心に教員、学生、大学院生ら90人近くが参加。担当校を代表して下山宏学長が「教育と研究をどう結びつけるかについて活発な討論を 期待します」とあいさつしました。
最初に理工学研究科の飯島澄男教授が「カーボンナノチューブの最近の研究」のテーマで特別講演し、電子顕微鏡を使った実験例や各国がしのぎを削る電子顕微 鏡法技術の開発競争の最先端などを紹介。今年のノーベル物理学賞で注目された「グラフェン」など新しい炭素素材の研究体制については、シンガポール、中 国、韓国などアジア各国に比べても日本が遅れている点を指摘しました。会場からは研究に立ち向かう姿勢、海外を舞台にした研究生活の意義など質問も相次ぎ ました。飯島教授は「学部時代はフルートを吹いたり、山登りをしながらじっくり自分の研究目標を探したが、やりたいことが見つかってからは一目散だった」 「若い人たちは英語力を磨いてどんどん海外に出てほしいが、年金や退職金制度などが安心して研究拠点を移せる社会保障的なシステムの整備も必要」などとて いねいに答えていました。
この後、名古屋大学の天野浩教授が「次世代・照明太陽電池創成に向けた取り組み」、文部科学省科学技術・学術政策局計画官の柿田恭良氏が「第4期科学技術基本計画に向けた重要政策について」のテーマで講演しました。

【写真】会場からの質問に答える飯島教授(11号館504教室で)

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