トップページ/ニュース 本学と名古屋大学が連携・協力に関する協定を締結
本学と名古屋大学は9月12日、連携・協力に関する協定を締結しました。本学は既に藤田保健衛生大学などの国内の大学との協定があり、海外の交流協定校との協定実績もあります。
両大学はこれまで、2014年ノーベル物理学賞受賞の赤﨑勇終身教授・特別栄誉教授と天野浩名古屋大学教授(本学特別栄誉教授)を中心とするGaN(窒化ガリウム)研究や医学系・薬学系分野において数多くの共同研究を行ってきました。2012年3月30日には「名古屋大学医学部・大学院医学系研究科と名城大学薬学部・大学院薬学研究科との学術交流に関する協定」を締結しました。今回の協定では、これまでの交流実績を踏まえ、共同研究分野の対象を連携可能な全てに拡大し、両大学のさらなる発展を目指します。
内容は主に以下の4項目です。
(1)共同研究等の研究協力
(2)研究者及び学生の研究推進における相互交流
(3)研究人材の育成支援
(4)研究施設、設備及び資源等の相互利用
- 記者会見の様子
- 窒化ガリウム研究の意義を説明する上山智教授(右端)
名古屋大学ナショナルイノベーションコンプレックス(NIC)で行われた調印式で、吉久光一学長と名古屋大学の松尾清一総長が協定書を交わしました。
続く記者会見で、吉久学長は「この協定を機に、両大学の教員や学生の交流がさらに深まり、多くの分野で活発な共同研究が推進されますこと、そして、両大学がありますこの名古屋の地が、世界的な研究拠点に成長することを祈念します」とあいさつしました。
質疑応答で、吉久学長は、青色LEDを起点とした窒化ガリウムの研究が次世代半導体の「パワー半導体」に応用されることに期待感を表明。同席した理工学部材料機能工学科の上山智教授が窒化物半導体研究者として話を引き継ぎ、「窒化ガリウムはそのポテンシャルの一部しか利用されていない。例えば、波長範囲は青色付近のみで限定的だ。これをオプトエレクトロニクス全域(赤外から紫外まで)に拡大するのがわれわれの使命」と説明し、両大学の連携強化の意気込みを示しました。