トップページ/ニュース ノーベル賞の期待がかかる飯島澄男終身教授が記者と懇談

記者会見する飯島澄男終身教授 記者会見する飯島澄男終身教授

カーボンナノチューブ(筒状炭素分子)の発見でノーベル賞候補とされる飯島澄男終身教授(79)が9月14日、天白キャンパス本部棟第一会議室で、記者と懇談しました。国内外の学術講演やメディアの取材が多い飯島終身教授ですが、記者を集めての懇談の機会はまれで、12社から27人が出席しました。

飯島終身教授は記者会見で近況を語り、1991年に科学誌「ネイチャー」にカーボンナノチューブ発見の論文が掲載されて以来、論文の引用数が世界でトップクラスに位置付けられ、「世界的に人気」となっていることを紹介しました。ただ、高価で大量生産ができず、人々の日常生活に浸透するような決定的な応用がまだ出てこないことにも言及しました。

カーボンナノチューブは鋼鉄の10倍程度の引っ張り強度があり、化学的にも安定している上、半導体にもなる性質をもち、エレクトロニクスや医療などさまざまな分野への応用が期待されています。飯島終身教授は自らの成果を「世界の文化に貢献」と表現。本学でできた材料を電子顕微鏡で調べてカーボンナノチューブ発見に至ったため、その成果は「名城大学から出たもの」と付け加えました。

会見後は懇談に移り、趣味のフルート演奏、山登り、自転車のツーリングの話に花を咲かせました。

飯島終身教授は東北大学大学院時代の恩師の言葉「人のやっていることはするな、真似をするな」を忘れず、本学など日米で研究に打ち込みましたが、研究姿勢を問われ、恩師から「銅鉄研究はやめろ」と言われたことを明かしました。「銅でできたことを鉄で試す」意味といい、銅鉄研究を排して独自の研究を追い求めてきたことを強調。「こっちへ行ってだめなら、あきらめてあっちへ行く」と、狩猟民族のようにひたすら獲物を追いかけてきた研究者人生を分かりやすいたとえで語りました。

  • カーボンナノチューブの模型を手に説明する飯島終身教授 カーボンナノチューブの模型を手に説明する飯島終身教授
  • 記者に囲まれ懇談する飯島終身教授 記者に囲まれ懇談する飯島終身教授

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