トップページ/受賞 理工学研究科の平松さんが電気学会基礎・材料・共通部門で優秀論文発表賞

受賞者 平松 悠史さん(理工学研究科電気電子・情報・材料工学専攻博士後期課程3年、村本裕二教授・村上祐一助教研究室)
受賞名 電気学会基礎・材料・共通部門優秀論文発表賞(誘電・絶縁材料/電線・ケ-ブル合同研究会)
受賞日 2018年9月4日
受賞テーマ 植物系絶縁油の交流絶縁破壊特性に及ぼす塩水の影響
近年、環境問題対策として電気絶縁油を鉱油から植物油へ置き換えることが求められています。油入電気機器が海沿いの地域で運転されることを想定すると、絶縁油に塩水が混入する可能性があります。
本発表では、植物系絶縁油に塩水を含ませ、交流絶縁破壊特性に及ぼす影響を調査・検討したところ水溶液量が50~300[ppm]、NaCl濃度が3.0 [wt%]ではいずれも濃度0.0 [wt%]の時と比べ交流の絶縁破壊の強さ(Fb)にあまり相違は見られませんでした。水溶液量および濃度によってFbは変化することもわかり、これにより植物系絶縁油の交流絶縁破壊特性に及ぼす塩水の影響の詳細がかなり明らかになりました。
本研究会は、電気学会基礎・材料・共通部門での誘電・絶縁材料と電線・ケーブル技術委員会との合同主催(2017年11月17日、秋田大学)であり、国内での大学および民間の研究者・技術者が参加しています。
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