/ニュース GETシステムの取り組みが静岡県袋井市議会で取り上げられ、市長が実用化に向けて前向きの答弁

持続可能イノベーション社会創成センター(代表:農学部大場教授)が進めている稲わらや雑草など草本系植物から発生するメタンガスを燃焼させて発電する研究(GETシステム)は大規模な設備を使わずに、稲わらや雑草からメタンを発生させ再生可能な自然エネルギーとして利用する研究であり、地球温暖化対策の一環となることが期待されています。

 静岡県袋井市では、すでに市やメロン組合の支援のもと、メロン農家の協力を得てメタン発生の実証実験が実施され、本プロジェクト進展のための貴重な成果が得られています。その後、GETシステムで発生したバイオメタンガスによる発電にも成功したことから、市からの期待も大きくなっており、昨年12月にGETシステムについて市議会定例会で取り上げられました。そこで、市長から今後の実証実験や実用化の検討など可能な限り協力したいとの答弁がなされ(袋井市議会HP参照)、1月には袋井市長、副市長ら市の幹部と大場教授・田村農学部教授・平野農学部教授との会談が行われました。会談の場では、GETシステムの概要についての説明の後、袋井市における実用化の方向性等近い将来の大規模な実証実験を見据えた意見交換がなされました。今後の袋井市との共同での本格的な実証実験とその後の実用化が期待されます。

■袋井市議会HP:

http://www.city.fukuroi.shizuoka.jp/kurashi/shiseijoho/shigikai/shigikaidayori/gikaidayorih31/1548979696660.html

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