トップページ/ニュース 立花貞司理事長がトヨタ紡織猿投工場を訪問し、本学出身の若手社員3人と懇談
立花貞司理事長が3月8日、愛知県豊田市にあるトヨタ紡織株式会社猿投工場を訪問し、本学出身の同社若手社員と懇談しました。
立花理事長は理工学部の4教授らと同工場を訪ねました。同社は沼毅取締役社長、川崎敏幸常務役員第2製造センター長/猿投・高岡工場長らが迎えました。沼社長は、同社が2018年に創業100周年を迎えたこと、世界中に107拠点をもつこと、社員に高い英語力を要求していることなど、会社概要を説明しました。
本学の一行は工場見学をしながら、理工学部出身の3人の若手社員から、携わっている業務ややりがいなどについてプレゼンテーションを受けました。
品質管理部・技術室の西川貴斗さん(機械工学科2017年卒)は、品質不良を出さないというプレッシャーはあるものの、「品質を守る最後のとりで」の部署としてやりがいを感じると報告しました。常に勉強し、スキルアップが不可欠であることも実感していました。
シート製造部・シート設備保全室の長谷川将平さん(交通科学科2010年卒)は、機械設備のメンテナンスを担当。部品改良を行うことで設備寿命を延ばし、メンテナンスコストを低減させることや、分からなかった故障の真因が解析できるやりがいを示しました。
技術員室の山田良幸さん(環境創造学科2011年卒)はQC工程表の作成が主な業務。150ページ超に及ぶQC工程表を完成させたことで現場への理解が深まり、自分が現場の管理を決めていることへのやりがいを感じたと発表しました。
- 立花理事長らと懇談する若手社員たち
- 西川貴斗さん
- 長谷川将平さん
- 山田良幸さん
工場見学後は、この3人と立花理事長らが懇談しました。
「大学時代に取り組んで役に立ったこと」の話題では、山田さんが卒論をまとめる中で論理的なものの考え方を学んだことを挙げました。ラグビー部に所属した西川さんは勉強とクラブ活動、アルバイトの三つをこなし、「時間の使い方がうまくなった」と話しました。
「大学生時代にこんなことをやっておけばよかった」という話題では、3人とも英語を勉強しておけばよかったと回答。同社では入社後数年を経た若手社員を「海外トレーニー」として1年間、海外拠点に派遣します。長谷川さんはカナダに派遣されましたが、それでも「英語には苦労している」と吐露していました。パソコンスキルの向上も3人が共通して答えたことで、学生時代に授業で選択しスキルを身につけておけばよかったと振り返りました。
「大学でこんなことができるといい」という話題では、3人とも製造業で役立つ資格の取得講座の受講と答え、製造現場で働く卒業生ならではの提案をしました。
【本学の訪問者】
立花貞司 理事長
服部友一 教授(理工学部材料機能工学科)
大脇健史 教授(理工学部応用化学科)
松田 淳 教授(理工学部機械工学科)
酒巻史郎 教授(理工学部環境創造学科)
犬飼 斉 キャリアセンター事務部長
峯邑恒士 秘書室長
川﨑宏三 渉外部広報専門員