トップページ/ニュース 名古屋大学理事・副総長を務めた財満鎭明氏が本学教授に就任し初講義

「ナノ電子材料特論Ⅰ」を講じる

  • 初講義をする財満鎭明教授 初講義をする財満鎭明教授

応用物理学会会長で、名古屋大学理事・副総長を務めた財満鎭明(ざいま・しげあき)氏が4月1日、本学大学院理工学研究科教授に就任しました。初講義が4月4日、天白キャンパスの共通講義棟東で行われ、財満教授は「ナノ電子材料特論Ⅰ」を講じました。材料機能工学専攻と電気電子工学専攻の修士課程1年生17人が受講しました。

財満教授は、講義は6年ぶりといいます。研究歴を紹介した後、国連が採択した持続可能な開発目標であるSDG’sを取り上げ、エレクトロニクスの立場からは、再生エネルギーの利用、エネルギーの高効率利用、超低消費電力集積回路(ULSI)で貢献できることを示しました。さらに、半導体の発明から集積回路の高度化の歩みをたどり、「失敗の原因を考えるうちに新しい発見につながる」「まず『何をしたいのか』から始め、そのためにはどのような技術をどう組み合わせるかを考えなければならない」と、研究の要諦を説きました。

教授就任の抱負

講義で教科書は使いません。いろいろなことに興味をもち、自分で考えることができる学生が育つよう願っています。

略歴

1953年10月生まれ。65歳。東北大学大学院工学研究科電子工学専攻博士後期課程修了。博士(工学)。名古屋大学工学部講師、助教授を経て1997年から教授。2015年から副総長(学術研究・産学官担当)、2017年から2019年まで理事・副総長(学術研究・産学官担当)などを歴任。専門は表面・界面物性、半導体工学、集積回路工学。

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