トップページ/ニュース 池上彰教授と外国語学部教員が懇談会を実施

  • 質問に答える池上彰教授 質問に答える池上彰教授
  • 池上教授と外国語学部の教員ら 池上教授と外国語学部の教員ら
  • アーナンダ・クマーラ学部長 アーナンダ・クマーラ学部長

 池上彰教授と外国語学部教員10人との懇談会が5月29日、ナゴヤドーム前キャンパスで開かれました。この会は教員から寄せられた質問に対し、池上教授からジャーナリストとしての幅広い経験に裏打ちされたアドバイス、コメントをいただき、教育・研究等に役立たせることを目的に開催しています。4回目となる今回は、教育にとどまらず日本の労働環境の変化や世界に広がる民族主義、宗教問題など幅広いテーマが話題に上りました。

冒頭に学部長のアーナンダ・クマーラ教授からあいさつがあり、その後、教員との一問一答が行われました。

池上教授との一問一答(一部抜粋)

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Q:外国語学部で初めての4年生が就職活動中だが、まだまだ学生の視野が狭いと感じる。AIの発達が目覚ましい時代に、学生は何を磨いたらいいのか。

A:AIの翻訳能力は高いが、文化や物事の背景までは理解できない。単に語学を学ぶだけではなく、背景にある文化など幅広い教養を身につける必要がある。入学直後の1年生に経済学を教えているが、世の中について知らない学生も多い。学んだ語学力を生かすためにも、リベラルアーツが重要になると思う。

Q:インターネットのフェイクニュース(虚偽ニュース)が話題になることが多いが、真偽をどう見分けたらよいか。

A:ニュースを簡単に信じるのではなく、どこが発信しているのかを確認してほしい。個人なのか、新聞社なのかで信頼度や内容が違うこと、発信元のメディアの特性を知っておくべきだ。

Q:日本に多くの外国人労働者が増え、今後の共存・協働へ備えるにあたり、外国語学部で必要となる教育は何か。

A:以前は中国から、最近では東南アジアからの労働者が増えてきている。英語を勉強していると英語圏の文化についての理解は深まるが、これからはさらに多様な国の異文化理解を深めるための教育が必要なのでは。

Q:「聞く力」の重要性について。

A:伝える力の基礎、基本は聞く力。相手が理解できるかどうか、相手の問題意識は何かがわからないと話しても伝わらない。質問者が何を言おうとしているのかをしっかり聞いてこそ、こちらの答えが出てくる。コミュニケーションは発信力がクローズアップされがちだが、相手と自分の話す割合の黄金比率は7:3。聞くことからコミュニケーションが始まる。また、優秀な学生ほど「時間を限る」ことができている。歩きスマホなどの「ながら○○」はせず、スマホを触る時間、聞く時間、勉強の時間と、メリハリをつけて時間を使い、その時すべきことに集中している。

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 池上教授は途上国を訪れた際、「書店の数」と「読書率」を、その国が発展する可能性判断の指標にしていると話し、「十数年前にベトナムを訪問し、多くの若者が本を読んでいたのが印象的だった。現在発展を遂げているベトナムの勢いを感じた」というエピソードを披露しました。「外国語学部でも学生に対して、卒業までの4年間に読むべき本を、教員らで議論し指定してはどうか。卒業までに100冊読むのが理想」と提言し、示唆に富んだ指摘で会を締めくくりました。

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