トップページ/受賞 理工学研究科の岩田さんがISPlasma2019/IC-PLANT2019で最優秀発表賞

受賞者 岩田 直幸さん(理工学研究科電気電子工学専攻博士前期課程2年、伊藤昌文教授研究室)
受賞名 ISPlasma2019/IC-PLANT2019 Best Presentation Award in the area of Bio Applications
受賞日 2019年3月21日
受賞テーマ Simultaneous Achievement of Bactericidal Efficacy and Plant-growth in Neutral pH Range using Radical-activated Benzoic Compounds
(和題:ラジカル活性ベンゼン化合物を用いた中性pH領域における殺菌効果と植物生長の同時達成)

本研究は、プラズマの農業応用に焦点を当てています。プラズマとは、物質の第4の状態と呼ばれており、イオン、電子、化学的反応性の高いラジカルを含んでいます。近年、プラズマ中のラジカルと有機物間の反応によって、がん細胞の選択的不活性化など、さまざまな有用な効果が得られることが報告されています。本研究では、水耕栽培で利用される有機肥料にプラズマを照射することで、作物の生長を促進させつつ、同時に、有害な雑菌を殺菌できることを検証しました。
本発表を行ったISPlasma2019/IC-PLANT2019では、プラズマ-有機物間の反応により、上記のように有用な効果が得られることを報告し、世界初の発見であることを国際学会でアピールしました。その功績が認められ、上記学会での最優秀発表賞となりました。

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