トップページ/受賞 薬学部の打矢准教授が日本結核病学会で今村賞

受賞者 打矢 惠一准教授(薬学部薬学科、微生物学研究室)
受賞名 日本結核病学会 今村賞(学会賞)
受賞日 2019年6月6日
受賞テーマ ゲノム解析を基盤としたMycobacterium avium症の感染様式および病勢に関わる病原体因子の解析

非結核性抗酸菌であるMycobacterium aviumは、土壌や水中などの自然界に広く分布している環境常在菌です。本菌による感染症が世界的に増加し、特にわが国の罹患(りかん)率は高く、大きな社会問題となっています。このような背景から、国立病院機構東名古屋病院の小川賢二副院長らと長年にわたり共同研究を行い、臨床で分離される M. avium のゲノム解析を中心に本感染症との関連性について解明を行ってきました。その結果、これまで不明であった本感染症の感染様式や病勢と病原体因子との関連性を世界で初めて明らかにしました。これら基礎研究の成果は、臨床現場につながる重要な研究であることが評価され、日本結核病学会の今村賞を受賞しました。授与式および受賞講演は、第94回日本結核病学会総会において行われました。

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