トップページ/ニュース 吉野彰理工学研究科教授の2019年ノーベル化学賞受賞記者会見

リチウムイオン電池の仕組み解説も

記者会見する(右から)土屋文理工学部教授、小原章裕学長、齊藤公明理工学研究科長 記者会見する(右から)土屋文理工学部教授、小原章裕学長、齊藤公明理工学研究科長
記者会見に集まった大勢の報道陣 記者会見に集まった大勢の報道陣

吉野彰大学院理工学研究科教授のノーベル化学賞受賞決定を受け、本学は10月9日午後7時15分から、天白キャンパス本部棟で記者会見を開きました。吉野教授本人は東京の旭化成本社で記者会見し、本学会見には出席しませんでしたが、15社、46人の記者が出席。小原章裕学長、齊藤公明理工学研究科長からあいさつがありました。専門分野が近い土屋文理工学部教授はリチウムイオン電池の仕組みを解説。小原学長ら3人に対する質疑応答も行われました。

会見場には応援記者が続々と駆け付け、吉野教授の授業を受けている大学院生にインタビューするなどしていました。

小原章裕学長が祝辞

吉野彰先生、2019年ノーベル化学賞のご受賞、誠におめでとうございます。吉野先生のこれまでの卓越した研究業績が、栄えある賞に結び付いたことを心からおよろこび申し上げます。2014年の赤﨑勇終身教授・特別栄誉教授、天野浩特別栄誉教授(元理工学部教授)のノーベル物理学賞受賞に続く、名城大学にとって大変な名誉です。学生、教職員をはじめ20万人の卒業生にとっても大きな誇りです。

吉野先生は「好奇心と洞察力」を座右の銘に、リチウムイオン電池の開発に取り組まれ、二次電池の小型化、軽量化という難題に挑み、1985年に現在のリチウムイオン電池の原型を開発されました。8ミリビデオカメラの小型軽量化という当時の課題を解決し、その後、携帯電話やスマートフォン、パソコンなどの電源に使われ、自動車や航空機にまで利用範囲が広がり、社会に変革をもたらしました。リチウムイオン電池は今後、電源としてだけでなく、蓄電システムとして省資源、省エネルギーのインフラになると期待されます。

吉野先生のご健勝と今後ますますのご活躍を祈念いたしますとともに、名城大学の教職員一同、心よりお祝い申し上げます。

  • 授業をする吉野教授(9月16日撮影) 授業をする吉野教授(9月16日撮影)

齊藤公明理工学研究科長も祝辞

理工学研究科教授の吉野彰先生のノーベル化学賞受賞、まことにおめでとうございます。このたびの受賞は、理工学研究科にとっても大変名誉なことであり、心よりお祝い申し上げますとともに、これまでの先生のご研究に対する姿勢に敬意を表します。理工学研究科としましても二つ目の受賞となり、大変喜ばしい限りです。
吉野教授は今日のリチウムイオン電池技術と産業の基礎を築かれました。先生の発明は、世界中の人々をつなぐスマートフォンや、電気自動車の出現を可能にしたところにも見いだすことができます。特許を取得した先生の発明を使用するライセンスが、他の会社にも与えられたことにより、商業化が決定的にスピードアップすることになり、その技術は私たちの社会を変革しました。
現在、リチウムイオン電池は携帯電話、ノートパソコン、デジタルカメラをはじめ幅広い電子・電気機器に搭載され、その市場は広範囲に拡大しています。小型で軽量な電池が搭載されることで携帯用IT機器の利便性は大いに増大し、迅速で正確な情報伝達とそれに伴う安全性および生産性の向上・生活の質的改善などに多大な貢献をしています。
吉野先生を中心に今後も理工学研究科では、リチウムイオン電池の研究拠点としてさらなる発展を期待しております。
吉野先生の今後のますますのご活躍を祈念申し上げまして、教職員一同、心よりお祝い申し上げます。

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