トップページ/ニュース ナノマテリアルセミナーで湯田坂雅子特任教授がカーボンナノチューブの生体応用について講演

飯島澄男終身教授の共同研究者

湯田坂雅子特任教授(左から3人目)、飯島澄男終身教授(同4人目)らと記念撮影 湯田坂雅子特任教授(左から3人目)、飯島澄男終身教授(同4人目)らと記念撮影
研究成果を発表する湯田坂特任教授(右) 研究成果を発表する湯田坂特任教授(右)

本学ナノマテリアルセンターは11月14日、天白キャンパス共通講義棟東で、第12回ナノマテリアルセミナーを開きました。本学特任教授で国立研究開発法人産業技術総合研究所材料・化学領域ナノ材料研究部門招聘研究員の湯田坂雅子氏が「カーボンナノチューブ(CNT)の近赤外蛍光を用いた褐色脂肪組織異常の検出」と題して研究成果を発表しました。CNTの発見者、飯島澄男終身教授をはじめ、理工学部応用化学科の教員、学生ら計26人が参加しました。

CNTは鋼鉄の10倍程度の引っ張り強度があり、化学的にも安定している上、幾何学的な構造の違いにより金属にも半導体にもなる性質をもち、エレクトロニクスや医療などさまざまな分野への応用が期待されています。

湯田坂氏は、CNTの半導体としての性質に着目。単層のCNTが発する蛍光による血管造影や褐色脂肪組織造影についてマウスを使って研究しました。CNTは、波長1000ナノメートル(nm)を超える近赤外(NIR)蛍光を発し、生体内で吸収や散乱が少なく、生体内を鮮明に造影することが可能といい、生体内を巡るCNTを特殊なカメラで追跡して安価で迅速に検査ができると紹介。「CNTの利用で、これまで知られていなかった生体内の現象が浮かび上がった」と解説しました。

湯田坂氏は1998年、CNTの研究で新技術開発事業団(現・国立研究開発法人科学技術振興機構)の仕事をしていた時に飯島終身教授の意見を聞いて以来、飯島終身教授と共同研究をしています。2015年には欧州発明家賞非ヨーロッパ諸国部門を飯島終身教授らと一緒に受賞しました。同賞の受賞は日本人で初めてでした。博士(理学)。

同セミナーは、文部科学省の私立大学研究ブランディング事業「新規ナノ材料の開拓と創製による名城大ブランド構築プログラム」の一環で開催が続いています。

カーボンナノチューブの近赤外蛍光を利用

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