在学生・教職員/ニュース 【新入生の皆様へ】学校法人名城大学理事長からの「祝辞」

祝辞

学校法人名城大学 理事長 立花 貞司

 新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

 現在、世界中に感染が拡大している新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、罹患された皆様にお見舞いを申し上げます。新型コロナウイルス感染症の一日も早い終息を祈っております。
 本年度の入学式は、新型コロナウイルス感染症が国内において拡大している中、新入生の皆様及び保護者の皆様の健康と安全を第一に考え、中止という苦渋の決断をいたしました。何卒ご理解のほどお願いいたします。

 名城大学は、1926年(大正15年)に前身の「名古屋高等理工科講習所」として開学しました。今日までに輩出した卒業生数は約20万人、毎年3,000人を超える人材を世に送り出し、産業界・官界・教育界など、各界でめざましい活躍をされています。

 さて、皆様が生まれてから今日にいたる約20年間を振り返ってみましょう。
この約20年間で、世界は大きく変わり、我々の生活は一変しました。まず誰もが思い浮かぶ変化は、情報技術が飛躍的に進歩し、インターネットやスマートフォンが急速に普及したことではないでしょうか。例えば何か物を購入しようというとき、以前はお店に行き商品を選び、お金を支払うことが普通でした。それが今では、スマートフォンで注文・決済し、家まで届けてもらうことが当たり前になっています。このように情報技術の進歩によって便利になった世の中において、私たちはどのように行動すればよいのでしょう。
 私は「現地現物により事実を正確に把握することを忘れない」ことが大変重要であると考えています。
 我々は、手元のスマートフォンで検索すれば、いとも簡単に必要な情報を得ることができます。しかし実際の現場に行くと、ネットでは得られない情報に接することがよくあります。実際の現場に足を運び、実物を自分の目で見て、人から直接話を聞き、事実を正確につかむことが肝要です。こうすることで、問題の本質が見えてきます。いくらネット技術が進歩しようと、それに頼るのではなく、自らの身体を動かし事実をつかむことの重要性を忘れないでほしいと思います。

 ところで、皆様はこれから先、人生で最も豊かで、二度と訪れることのない青春時代の真っ只中を駆け抜けていくわけですが、私は皆様の人生の先輩として、自分の人生を振り返り、大学の4年間もしくは6年間に皆様にぜひやっていただきたいこととして、3つのことをお願いしたいと思います。

 一つめは、「学生時代の友人を大切にしていただきたい」ということです。これからの大学生活、あるいはその後の人生において、悩み苦しむことは多々あるでしょう。そのような時に心底相談に乗り、力になってくれるのは、学生時代からの友人だと思います。そのような友は一生の宝物であり、大事にしてほしいと思います。
 二つめは、「外国語、特に英語を身に付けていただきたい」ということです。他の国の言葉が話せることにより、皆様の世界が格段に広がります。単に将来の仕事に役立つということだけでなく、海外の方と友達になることで、世界が確実に広がり、人生が豊かになります。在学中に外国語を身に付けて、ますますグローバル化する世界に、胸を張って出て行ってほしいと思います。 
三つめは、「本を読んでいただきたい」ということです。本を読むことで、自分の知らない新しい世界を知ることができます。また本を読むことにより、自然に文章作成能力が身に付き、洗練された良い文章が書けるようにもなります。どんな分野でも結構です。できる限り多くの本を読んでください。
 以上3点がお願いしたいことです。

 私は理事長職を遂行するにあたり、「学生第一」の姿勢を大切にしたいと考えています。「学生第一」は、企業活動における「お客様第一」に相当する言葉です。但し、学生の皆様の言うことを無条件に聞く、即ち「甘やかす」ということではありません。学生諸君の将来のため、皆様が世の中に出て社会に貢献し、プライドを持って生きていける、そういう人間に育っていただくために必要なことをきちんと教え込む。その結果、皆様が「名城大学で学んで良かった」と母校を誇りに思えるようになる。これが私の申し上げる「学生第一」の意味です。
 このような意味で、本日入学された皆様に、卒業までの間で是非身に着けていただきたいのは、「明るく挨拶をする」ということです。
私は約50年間産業界にいましたが、その経験から、朝若い社員が明るい声で「おはようございます」と挨拶すれば、それだけで「あの人は元気が良い、気持ちが良い人物だ。あの人と一緒に仕事をしたい。」となります。
また、挨拶をすれば、双方が気持ち良くなり、信頼ある人間関係をつくるためのコミュニケーションの第一歩となります。
 現在、名城大学では、「挨拶運動」を展開しています。教職員から「おはようございます」と挨拶されたら、「おはようございます」と返してください。もちろん、皆様から挨拶していただくことは大歓迎です。挨拶の習慣は、社会に出た時に必ず皆様のためになります。お互いに気持ちよく挨拶することで、活気ある良い雰囲気の名城大学を一緒に作っていきましょう。

 最後になりますが、皆様が名城大学で学生生活を有意義に過ごされ、21世紀の日本を支える人材に成長されるよう、心から祈念し、お祝いの言葉といたします。

  • 情報工学部誕生
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ