トップページ/ニュース 法学部3年の三輪久美子さんが特設サイトで「サンゼロ就活」呼びかけ

チャレンジ支援プログラム1期生が期待どおりの活躍

新型コロナウイルス感染症の危険から「三密」を避けなければならず、対面による就職活動が難しくなっていますが、法学部法学科3年の三輪久美子さん(三重県桑名市)らがオンラインで就活を支援する活動を展開しています。会社訪問や合同説明会に行くことによる、感染リスク、交通費、移動時間のいずれもがゼロになるとして、名付けて「サンゼロ就活」。

三輪さんは2018年度に始まった「名城大学チャレンジ支援プログラム」の1期生です。同プログラムは、時代を主体的に生きるリーダー人材の養成を目的とし、各学部から選抜された学生たちが参加しています。米国・シリコンバレー研修などが組み込まれ、三輪さんは「アメリカの挑戦するマインドに刺激を受けた。人生の選択肢が広がった」と収穫を語ります。

いろいろなことに挑戦したい三輪さんですが、コロナ禍で企業でのインターンシップができなかったり、学生生活が制約を受けたりしていました。「やりたいことができない」と思い煩っていた時、キャリア教育に取り組む一般社団法人「わくわくスイッチ」(三重県四日市市)の代表から話があり、同法人のプロジェクトである「サンゼロ就活」の発起人になりました。

主に東海3県の企業から1社1分程度の採用案内動画を募集して特設サイトで公開(https://3zero.waku1.com/)。これを学生に見てもらい、就活に活用してもらうという流れです。約30社の社長や人事課長、採用担当者らが動画に登場してリクルートに努めています。

「三密」を逆手に取ったユニークな就活プロジェクトとあって新聞やテレビで紹介され、注目を浴びています。三重県の鈴木英敬知事に面会し、インタビューしたり、応援メッセージ動画を寄せてもらったりして三重県内で存在感を示しています。

三輪さんは「多くの学生にサイトを見てほしい。オンラインで効率よくできる、就活の新たな形として残したい」とZoomを通して抱負を語りました。

  • 鈴木英敬三重県知事(中央)と記念写真に納まる三輪さん(左から2人目) 鈴木英敬三重県知事(中央)と記念写真に納まる三輪さん(左から2人目)
  • 鈴木知事にインタビューする三輪さん 鈴木知事にインタビューする三輪さん

チャレンジ支援プログラム同期の経営学部3年丸岡純奈さんらとオンライン新歓

「サンゼロ就活」のメンバー(右から2人目が三輪さん) 「サンゼロ就活」のメンバー(右から2人目が三輪さん)
パタゴニアとともに服を修理する活動=天白キャンパスで パタゴニアとともに服を修理する活動=天白キャンパスで

三輪さんは名城大学内では、チャレンジ支援プログラムの人脈を環境団体「Clean Green」という活動に発展させ、代表を務めています。2019年6月には、アウトドア用品メーカーのパタゴニアとともに服を修理する活動をナゴヤドーム前キャンパスと天白キャンパスで繰り広げました。

今春は、コロナ禍を受けたキャンパス閉鎖で対面での新歓ができなかったため、Clean Green など約10団体でオンライン新歓をして約60人の新入生を集めました。Clean Green副代表で経営学部国際経営学科3年の丸岡純奈さん(愛知県日進市)もチャレンジ支援プログラム1期生です。Zoomで話を聞くと「チャレンジ支援プログラムの経験から、アクティブな人とどんどんつながることができるので面白い」と話し、その効果を享受していることが分かります。

  • 三輪久美子さん 三輪久美子さん
  • 丸岡純奈さん 丸岡純奈さん

中日新聞2020年5月23日付夕刊の一面トップで報道されました

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