トップページ/ニュース 日本酒研究会の「日本酒探Q」 読売新聞東海3県版で好評連載中
遠隔取材でも読み応えある酒蔵リポート
学生サークル「日本酒研究会」の有志が東海地方の日本酒の魅力を探る企画「日本酒探Q(たんきゅう)」が読売新聞東海3県版で好評連載中です。
連載は4月4日(土)に始まり、毎週土曜日に掲載。学生による酒蔵リポートは原則毎月第1と第3土曜日で、次回(7月18日付)は愛知県東浦町の原田酒造を紹介します。
日本酒研究会は1979年創設で、部員は農学部を中心に法学部や理工学部の学生ら約50人。
連載は有志が数人の取材班に分かれ、各地の酒蔵の経営者や製造担当者から酒造りのこだわりや味の特徴などを取材しています。新型コロナウイルス感染防止のため、接触を避けてウェブ会議システムで取材しています。
5月16日付は「白老」の銘柄で知られる愛知県常滑市の澤田酒造、6月6日付は紙パック酒「清洲城信長 鬼ころし」でおなじみの同県清須市の清洲桜醸造、6月20日付は純米大吟醸「名古屋城」を造る名古屋市北区の金虎(きんとら)酒造。
部員たちは酒造りの理論に詳しく、利き酒練習をしたり酒蔵巡りをしたりして舌も鍛えているため、各酒蔵の魅力を引き出し、左党の関心に応える記事を書いています。
澤田酒造を取材した農学部4年の後藤実和さんは「自分たちは普段から日本酒やその造り手の方々と接する機会が多く、その魅力をたくさん感じています。そういった魅力を、例年は大学祭の活動で来場者に伝えてきましたが、今年は新聞の紙面を通して皆さんに伝える機会をいただけ、話し言葉とは違った『新聞の文章作り』に難しさを感じながらも、やりがいを感じています。少しでも多くの人に日本酒の面白さが届いていたらうれしいです」と話します。
また、部員たちの酒蔵探求の合間を縫うように同会顧問の加藤雅士農学部教授(応用微生物学)が酒にまつわる蘊蓄(うんちく)を傾ける記事を執筆し、理論と現場の両輪がバランスよく回る連載となっています。