トップページ/ニュース 「グローバル人材としての活躍に関して~私の考え」を外国語学部1年生8人がプレゼン

クマーラ教授の最終講義 「日本とグローバル人材」授業の総括として

クマーラ教授(中央)からの賞状を手に記念写真 クマーラ教授(中央)からの賞状を手に記念写真
プレゼンに聞き入る外国語学部の1年生たち プレゼンに聞き入る外国語学部の1年生たち

2016年4月に設置された外国語学部の初代学部長を務めたアーナンダ・クマーラ教授(66)の最終講義が1月13日、ナゴヤドーム前キャンパス北館で開かれました。1年生対象の授業「日本とグローバル人材」の最終回として希望者8人が「グローバル人材としての活躍に関して~私の考え」を一人ずつプレゼンテーションしました。

スリランカ出身で東京工業大学大学院に留学し、国際連合地域開発センター研究員などを務めたクマーラ教授はグローバルな人生を歩んできました。授業では、自分の信条を語ったり、国際機関で働く外部講師を招いたりしてグローバル人材論を1年生に伝えてきました。今回は、受講生130人のうち総括のプレゼンテーションを希望した8人が登壇し、授業を通して考えた自分なりのグローバル人材論を発表しました。

うち、市野萌香さんはグローバル人材に必要なこととして、何事にもチャレンジすること、安定した精神、自分に自信をもつことを挙げました。さらに、「自己肯定感を高めれば物事を前向きに解釈し、積極的な行動をとることができる。感情を上手に整理することで、自己肯定感を安定させる」と力説しました。そして「疲れた」よりは「よく頑張った」と、否定語よりは肯定後を使うといった具体例も付け加えました。

三畝陽大さんはグローバル人材とは「人々の生活を豊かにする行動をとる者」と定義。「人のために、地球のために」につながる行動をとる、という心構えを表明し、SDGs(持続可能な開発目標)の実現や地球温暖化防止といったグローバルな課題に取り組む心意気も示しました。

それぞれの学生からは、失敗を恐れない、自分で考えて行動する、コミュニケーション能力を高める、ポジティブ思考を維持するなどの心構えやスキル磨きの言葉が続々と出ました。受講学生からは「自己肯定感が非常に重要だと感じた」「今からでも行動できることが多い」という感想が寄せられ、授業の総括にふさわしい発表会になりました。

クマーラ教授は2014年に本学に着任。今後は3月末で本学を退職し、4月にはスリランカに帰国するといいます。「帰国した後も名城大学の応援を続けたい。名城大学で皆さんと有意義な時間を過ごすことができた。特に、外国語学部の学生たちのことを誇りに思う」と、お別れのあいさつをしました。

市野さんは「自己肯定感を高める」

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