トップページ/ニュース 鍋島俊隆・元薬学部教授が「国際神経精神薬理学会CINPのパイオニア・アワード」を受賞

病態メカニズム解明や新規治療標的分子同定などの業績

鍋島俊隆・元薬学部教授 鍋島俊隆・元薬学部教授

2007年から2012年まで薬学部教授(薬品作用学)、2012年から2016年まで特任教授を務めた鍋島俊隆氏に2021年1月6日、国際神経精神薬理学会CINPよりパイオニア・アワードが授与されました。

同アワードは、神経精神薬理学の分野で多大なる貢献をしたと国際的に認知された研究者に贈られる賞です。

鍋島氏は、神経精神薬理学の基礎分野において、アルツハイマー病や統合失調症などのアンメットメディカルニーズの高い神経精神疾患の動物モデルを開発し、病態メカニズムの解明や新規治療標的分子の同定などの業績をあげました。これらの動物モデルは創薬に応用されました。

受賞理由は統合失調症、アルツハイマー病などの精神疾患動物モデルの開発と、その発症メカニズムの解析、創薬への応用並びに薬物依存関連分子の発見など現在までに英文論文987報を報告したことです。また、国内外で37人の教授を含む69人の研究者を育てました。CINPおよびアジア神経精神薬理学会AsCNP学会において、優れた発表をした若手の研究者に授与する鍋島賞を日本精神薬理学会に創設しました。

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