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法学部の伊川ゼミが東海税理士会会長と座談会
- 座談会の様子
法学部の伊川正樹教授(租税法)のゼミ生5人が、東海税理士会の太田直樹会長との新春座談会に臨みました。伊川教授は東海税理士会の税務研究所の指導教官も務めており、太田会長が学生との意見交換を希望されたことから実現しました。
座談会では昨年を振り返ることから始まり、小林澪さん(法学部4年)は新型コロナウイルスの影響で授業や友人との関わり方が激変したことに関して「人とのつながりの大切さを感じた1年だった。人と一緒に過ごす時間がこんなに素晴らしいものだったと改めて感じた」と感想を述べました。
また参加学生のうち3人が税理士志望で、髙瀨文太さん(法学部4年)は「警察官志望で法学部に入学したが、父が働いている税理士事務所で確定申告のアルバイト時に、この仕事も人を笑顔にできるのだと知ったことで、税理士を目指すようになった」と志望のきっかけを話しました。税理士試験の受験者が10年前から半減している点について、伊川教授は「民間企業に就職した後、税理士になりたいと大学院に戻ってくる学生も出ている。税理士というと経営学部から目指すイメージがあるかも知れないが、法学部でも対応できる点を高校の先生方にも知ってもらいたい。私のやるべきことは、学生たちの頭の片隅に税理士や税務について関心を持たせること」と話しました。
この他、伊川ゼミが毎年取り組むディベート大会の様子やコロナ禍と税についてなど、多岐にわたる意見交換が行われました。対談を終え、太田会長は「私たちは税の専門家という立場で考えてしまうが、学生さんたちの意見で気づかされることも多かった。非常に良い意見交換ができ、感謝しています」と締めくくりました。
前列左から平岡直子広報部長、太田会長、伊川教授、小林澪さん(法学部4年) 後列左から髙瀨さん(同)、小出典良さん(同)、川越侑希さん(同)、後藤亜希さん(同3年)、 片山泰宏専務理事