トップページ/ニュース 学生有志グループが長野県南木曽町の南木曽中学生をオンラインで学習支援

Zoomのルーム機能を使い英語と数学を双方向で

Zoomを通して学習支援をした学生と、南木曽中学校の3年生(加工しています) Zoomを通して学習支援をした学生と、南木曽中学校の3年生(加工しています)

本学は、2020年1月22日に本学と長野県木曽郡南木曽町(なぎそまち)が締結した包括連携協定に基づいて、南木曽中学校の生徒を対象にオンラインで学習支援を実施しました。

協定は、相互の緊密な連携と協力により、地域の課題に適切に対応し、地域社会の発展に寄与することを目的として締結されました。協力事項の柱の第一に、教育・研究の振興及び発展に関することを掲げています。今回の取り組みは、その実践の場となるものでした。

昨年末ごろ、南木曽町から連携の窓口である社会連携センターに相談があり、全学生に学習支援ボランティアの募集を行いました。そこで応募のあった5人を中心に声掛けを行い、1年生から3年生まで、5学部7学科、約10人の学生で取り組みました。

2月4日~3月4日の間、毎週火曜日と木曜日の午後4時30分から1時間、南木曽中学校と学生の家をZoomで結び実施。科目は英語と数学。6回目の2月25日は学生9人と中学3年生4人が参加しました。大学生の進行で自己紹介をした後、Zoomのルーム機能を使い、グループに分かれて授業開始。

理工学部情報工学科3年の加藤大和さんは数学の時間と道のりの問題を教え、「これは分かるかな」などと声掛けしながら問題を解説していきました。中学生からは「なるほど、なるほど」という納得感が伝わってきました。

経営学部国際経営学科3年の渡邉ななさんは英語の関係代名詞の単元を教えました。

 I talk with my family about many things that happened on that day.

 The boy whom I called last night is Tom.

 May I borrow the pictures which you took?

などの英文を使い、画面に資料を映し出し、マーカー機能などを使って単語を書き込むなどして双方向で進めました。

それぞれの顔だけでなく、南木曽中学校の教室の窓越しに山の端が見え、南木曽地域に親近感を覚えながらの授業となりました。

最終回となる3月4日には来年度3年生となる2年生が見学として参加。「すごくわかりやすかった。来年度開催されたら参加したいです」と感想を述べました。また、受験に挑む受講生たちに、名城大学の学生たちからエールが送られました。

今年度の学習支援は高校入試が3月9日で終わるため、3月4日で終了となりましたが、同センターと南木曽町は来年度もこの取り組みを実施する計画です。

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