トップページ/ニュース 名城大学を中心に、アジアの超高層住宅居住の国際シンポジウム

2000年代以降、日本では超高層住宅の建設が都市部で急速に進み、将来高齢者問題が懸念されます。アジア超高層住宅居住研究会では、超高層住宅が多く見られるシンガポール・香港・北京・台北のアジア4都市に着目し、設計上の特徴と気候・生活・意識との関係から、日本の問題解決へ生かすことを目的としてシンポジウムを開催しました。
今回のシンポジウムは、本学理工学部建築学科の高井教授が研究代表者である科学研究費課題の一環で行われたもので、4都市の調査結果報告、国内外から招いた専門家の講演、総合討論が実施されました。コロナ禍であることを踏まえオンラインで開催され、海外の聴講者も含めた約100名が参加し、本学都市情報学部の福島教授も交え、報告と熱い討論が行われました。

  • シンポジウムの申し込みページ シンポジウムの申し込みページ
  • 自室から主旨説明を行う高井教授(研究代表者) 自室から主旨説明を行う高井教授(研究代表者)

■シンポジウム概要 [敬称略]

1)日時・場所・主催等
 日時:12月13日(日)10:00~16:30   場所:Zoom Webinar
 主催:アジア超高層住宅居住研究会(科学研究費課題の研究代表者・分担者(*)で構成)
 企画・運営:鈴木雅之(*)(千葉大学)

2)プログラム
 10:00~12:30 午前の部
 第1部 主旨説明と日本の状況
   1)高井宏之(*)(名城大学)「主旨説明とシンポジウム全体の構成」
   2)室田昌子(東京都市大学)「日本の超高層住宅居住と孤立居住問題」
 第2部 4都市の研究成果と超高層住宅の位置づけ・特性・高齢者居住
  2-1 シンガポール
   1)内海佐和子(*)(室蘭工業大学)「2016年度調査結果」
   2)Johannes Widodo (シンガポール国立大学)
     「高層/高密度の暮らしによる生活しやすい都市としてシンガポールを計画する」
  2-2 香港
   1)前田昌弘(*)(京都府立大学)「2017年度調査結果」
   2)Rosman Wai (香港大学)「香港における超高層公営住宅のストーリー」
 13:30~16:30 午前の部
  2-3 北京
   1)篠崎正彦(*)(東洋大学)「2018年度調査結果」
   2)HuiQin HU(北京工業大学)「中国の高齢化の特徴と地域整備への取り組み」
  2-4 台北
   1)佐々木誠(*)(日本工業大学)「2019年度調査結果」
   2)Chih-yuan Chang(国立台湾師範大学)「超高層住宅の特徴と暮らし」
 第3部 パネルディスカッション
  モデレーター:福島茂(名城大学)、パネラー:高井、室田、上記の海外専門家4名

パネルディスカッションの様子(上段左から二人目が福島教授) パネルディスカッションの様子(上段左から二人目が福島教授)
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