トップページ/ニュース 2019 年ノーベル化学賞受賞の吉野彰特別栄誉教授が終身教授に就任 ノーベル賞メダルレプリカの寄贈式を開催

レプリカは世界に3個だけ

  • ノーベル賞メダルのレプリカを寄贈した吉野彰終身教授・特別栄誉教授(右) ノーベル賞メダルのレプリカを寄贈した吉野彰終身教授・特別栄誉教授(右)
  • 記念写真に納まる(左から)野口光宣副学長、吉野彰終身教授・特別栄誉教授、立花貞司理事長 記念写真に納まる(左から)野口光宣副学長、吉野彰終身教授・特別栄誉教授、立花貞司理事長
  • 所感を述べる吉野彰終身教授・特別栄誉教授 所感を述べる吉野彰終身教授・特別栄誉教授
  • カメラの放列の前で カメラの放列の前で

吉野終身教授「学生・院生に研究のノウハウや人生の過ごし方、考え方を伝承したい」

リチウムイオン電池の開発で2019 年ノーベル化学賞を受賞した吉野彰特別栄誉教授(73)が4 月1 日、終身教授に就任しました。4月12日、天白キャンパス本部棟で、立花貞司理事長から終身教授の辞令が交付されました。2020年2 月25 日に特別栄誉教授の称号を授与されており、今後の呼称は、名城大学終身教授・特別栄誉教授となりました。

終身教授の就任は、青色LED の発明で2014 年ノーベル物理学賞を受賞した故赤﨑勇終身教授・特別栄誉教授とカーボンナノチューブを発見した飯島澄男終身教授(81)が2010 年4 月1 日に就いて以来、3 人目です。

終身教授は、本学における教育・研究の推進及び活性化並びに本学の行う社会貢献活動に寄与することを目的として2009 年11 月に制度ができました。定年は設けず、著しい功績等をあげた教授などが就任します。

また吉野終身教授はノーベル賞メダルレプリカを本学に寄贈。併せて、スウェーデンのノーベル博物館に寄贈した、リチウムイオン電池開発にかかわる展示物のレプリカも本学に寄贈しました。いずれも今年7月に天白キャンパスの校友会館4階にリニューアルオープン予定の「赤﨑・天野・吉野ノーベル賞記念展示室」に展示されます。メダルレプリカの寄贈式も4月12日、同本部棟で開かれ、マスコミ11社20人が出席しました。メダルのレプリカはノーベル財団が受賞者に3個まで作製を許可しています。

式では、野口光宣副学長が「世界に三つしかない貴重なノーベル賞メダルのレプリカを本学に寄贈いただけますことは大変光栄」とあいさつ。

メダルのレプリカは本人のサインが入った展示ケースとともに吉野終身教授から立花理事長に贈呈。立花理事長からは感謝状が手渡されました。

この後、吉野終身教授は所感を述べ、「終身教授は重い責務を負った。頑張って務めを果たしたい」と抱負。4月1日にご逝去した赤﨑終身教授のことにも触れ、「名城大学に来るにあたり、赤﨑先生がいらっしゃることがモチベーションになった。ノーベル賞受賞、終身教授就任、展示物寄贈の報告をしたかった。心残りだ」と悼みました。

記者からの「定年なく務める終身教授としてどんな若者を育てたいか」という質問に吉野終身教授は「ノーベル賞受賞に際して、サスティナブル(持続可能)な社会の実現に貢献しなさいと課題をもらった。学生・院生に研究のノウハウや人生の過ごし方、考え方を伝承したい。それを聞いた若い人たちが頑張ってもらうことが、結果としてサスティナブルな社会の実現につながる」と答えました。

プレスリリース

大学院生に「エネルギー環境材料工学特論Ⅰ」の授業を対面で開始

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  • 授業風景 授業風景
  • 天白キャンパス研究実験棟Ⅲの研究室で理工学部電気電子工学科の内田儀一郎教授(左から2人目)の説明を受ける 天白キャンパス研究実験棟Ⅲの研究室で理工学部電気電子工学科の内田儀一郎教授(左から2人目)の説明を受ける
  • 終身教授の辞令交付の後で記念撮影 終身教授の辞令交付の後で記念撮影
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