トップページ/ニュース 元外交官の小原雅博氏が本学特任教授に就任 初めての講義で日米中の国際関係を概説

テーマは「コロナ禍の日米中関係」

初講義をする小原雅博特任教授 初講義をする小原雅博特任教授
講義に聞き入る本学幹部ら 講義に聞き入る本学幹部ら

外務省アジア大洋州局審議官などを務めた小原雅博氏が2021年3月で東京大学教授を退職、4月から本学特任教授に就きました。初めての講義は4月27日、感染防止のため対面での参加者を本学幹部の少数に限定し、天白キャンパスのタワー75で日本・米国・中国の最近の外交関係を概説しました。

テーマは「コロナ禍の日米中関係」。まず、3カ国を中心とした世界各国の新型コロナウイルス感染症対処法を比較し、中国製ワクチンを使った中国による「ワクチン外交」にも言及しました。

同氏は、地政学的に日本は、日米同盟で緊密な米国と、世界第2位の経済大国となった中国との狭間に位置する「境界国家」であるとする説で知られます。この視点から3カ国の関係の最新情勢を、クイズなどを交えながら分かりやすく説きました。

例えば、トヨタの世界での自動車販売台数(2020年)は、国別で多い順に「米国、中国、日本」はYesかNoか。日本のGDP(名目、2020年)は、米国の4分の1、中国の3分の1はYesかNoか。(答えはいずれもYes)

クイズを導入に、中国が米国と肩を並べる経済力をつけ、逆に米国は分断社会が広がって国力を衰退させている現状を解説。「中国は2028年もしくは2030年までには世界第1位の経済大国になる」と展望しました。

ほかにも、4月16日(米国時間)に出された日米首脳会談の共同声明の分析や米国のバイデン大統領の対中政策といった直近の国際情勢にまで話が及び、盛りだくさんな講義となりました。

小原雅博氏略歴

東京大学文学部卒業、カリフォルニア大学バークレー校修士号取得(アジア学)、立命館大学より博士号(国際関係学論文博士)を授与される。1979年外務公務員上級職試験合格、1980年外務省入省。アジア局地域政策課長や経済協力局無償資金協力課長などを経て、アジア大洋州局参事官、同審議官、在シドニー総領事、在上海総領事を歴任。2015年東京大学教授を経て、2021年4月から本学特任教授。

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