トップページ/ニュース 【学長メッセージ】緊急事態宣言の発出に伴う学生諸君へのお願い

【学長メッセージ】緊急事態宣言の発出に伴う学生諸君へのお願い

 皆さんこんにちは。学長の小原です。
 最近確認されている新型コロナウイルス変異株は、感染力が強いだけでなく、若年層も重症化の可能性があるとも言われており、皆さんも不安な日々を過ごしているかと思います。
 本学では、今年度前期開始に向けて、春休み期間中に教室の換気能力を高めたり、学生食堂のテーブル上にアクリル板を設置するなど皆さんが安全に学生生活を送っていただけるよう継続的に感染防止対策の強化を図ってきました。あわせて、授業の録画システムなど遠隔授業に対応したICT整備も実施しています。
 既にご承知の通り5月12日から愛知県に緊急事態宣言、そして岐阜県と三重県に5月9日からまん延防止等重点措置を適用することが政府により決定されました。本学としては、今後も学生諸君の健康と安全を確保するために最善の策をとりながら、今まで通り原則対面授業(一部遠隔授業、または対面/遠隔併用授業)を継続いたします。また、今まで以上に当地方の感染の状況を把握するよう努め、必要と判断した場合は、他の方式の授業実施に切り替えることも既にお伝えした通りです。感染状況が刻々と変化しますので、学生の皆さんは、こまめに大学のHP(meimoなど)や学部等から発信する情報などを確認していただきますようお願いいたします。また、これまで通り、感染症予防には十分に注意をお願いいたします。ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 名城大学における新型コロナウイルス感染症対策に関する指針は、次の通りです。

本学構成員(教職員および学生)は、
1)新型コロナウイルス感染症や社会状況を正しく理解し、自らが感染しないように努める。
2)日本のみならず国際社会全体に感染を拡大させないよう努める。
3)その上で大学における学業、教育、研究、課外活動を継続する。

 既に、大学生である皆さんは、様々な媒体を通じて情報を得ていると思いますが、新型コロナウイルス感染症に関する多くの科学的な知見が日進月歩で蓄積され、十分に活用できる信頼すべき情報が多く出てきています。
 当初から、今回の感染症についても主な感染経路は、一般の感染症と同様にくしゃみや咳で発生する飛沫による感染(飛沫感染)と、付着したウイルスによる接触感染であると言われ続けてきました。
 しかし、最近のデータによりますと、今回の感染症においては、飛沫感染が原因となっている割合が非常に高いことが分かってきました。そうすると予防法としては、我々は飛沫によるウイルスの体内への侵入を防ぐことにウェイトをおいた対応をしてリスクをできるだけ下げる行動が必要という事になります。

 そこで皆様には繰り返しになりますが、最も大切な予防法は、フィジカルディスタンスを確保し、「3密(密集、密接、密閉)」を回避する事です。次に示すような行動をお願いします。

1.具体的にはできるだけ人が密集している場所を避けて、学内において親しい友人と話をする場合も同様に人との間隔を空け、少人数でも多人数の場合でも飲食や会合の場では大声で話をする事も慎んでください。あわせてマスクの着用など自分に合った、飛沫を周りに発しない配慮をお願いします。昼食時は、マスクを取って友人と一緒に食べるという場面が多いので、特に注意をしてください。マスク会食(食事中は会話をしない。会話は食事が済んでマスクを着けてから)を徹底してください。
ただし、これからの時期は湿度が高く暑い日が多くなります。マスク着用の際には、熱中症に気を付け、十分なフィジカルディスタンスが確保できる場合は、一時的にマスクを外したり、こまめに水分を補給する事も忘れないでください。

2.飛沫をできるだけ滞留させないため、換気装置だけに頼らず教室や研究室の扉や窓も適宜開放して効率よく拡散させましょう。

3.次に、ウイルスが一定量細胞内に侵入しないと発病には至りません。こまめな手洗いやアルコールによる消毒を徹底して飛沫の付着した手先から体内に多くのウイルスを侵入させないように心がけましょう。指先や指の間についてもしっかり洗浄・消毒をしてください。

4.体調を整えることも大切です。毎朝、体温をチェックすることも大切でしょう。規則正しい生活を心がけ免疫力を維持し、不要不急の移動は控えてください。

 もし、発熱や咳等の風邪症状がある場合には出校を控え、状況に応じて、名城大学保健センター、保健所、医療機関等に電話やメールで相談してください。これによる欠席は所定の手続きにより、成績評価において不利益とならないように配慮します。
 体調だけではなく、学生生活を過ごす上で、不安に思うことや相談したいことがあれば、遠慮なく名城大学保健センターに連絡してください。
 若い皆さんにとって窮屈な環境の中での学生生活だという事は私もよく理解しています。しかし、そういう環境下でも皆さんができるだけ充実した学生生活を謳歌していただくため、何をすればよいのかと毎日スタッフ一同必死に対応しています。
 マナーをしっかりと守った正しい行動が、ご自身やご家族など、大切な人たちの命を守ることになります。名城大学生として自覚を持って節度ある行動をお願いします。

令和3年5月11日
学長 小原章裕

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