在学生・教職員/ニュース 都市情報学部3年次科目「都市の再生」でプロボノ団体・自治体・商店街と連携したPBLが始動

デザイン思考を学び、「自分ごと」として商店街の空き店舗再生スペースの活用に取り組む

 都市情報学部は2021年9月から、デザイン思考※1を用いた地域課題解決イベントを行うプロボノ団体「ワカサミ※2」、名古屋市地域商業課、堀田本町商店街(名古屋市瑞穂区)と連携し、3年次科目「都市の再生」を課題解決型学習(PBL:プロジェクト・ベースド・ラーニング)として始動させました。

 堀田本町商店街は、2019年度から商店街の空き店舗再生に取り組んでいましたが、新型コロナ感染拡大の影響などから状況が変わり、その担い手の確保やどのように活用するかが課題となっていました。

 この課題に対し、「都市の再生」を受講する60名の学生たちに課されたミッションは、「自分ごと」として空き店舗再生スペースの活用を考え、提案を実行に移すこと。学生たちは10チームに分かれて、「ワカサミ」が提供するデザイン思考を用いたフレームワークで課題解決技法を学び、約3ヶ月の講義期間に提案内容をまとめ、実行方法を考えます。

オンライン会議ツールを活用し、生の声を提案に結び付ける

 10月17日には地域の現状を知るためのフィールドワークを実施。新型コロナウイルス感染拡大を考慮し、少人数の中継チームのみが現地に入り、「ワカサミ」メンバーのサポートのもと、オンライン会議ツールで商店街と教室を中継するリモートフィールドワークが行われました。現地から空き店舗再生スペースや商店街の様子、商店街の方へのヒアリングをライブ映像で教室へ届け、教室の学生はチャットアプリを活用して「堀田商店街の良さをどんなところに感じていますか?」「課題は?」「情報発信の方法は?」などと質問を投げかけ、活発な質疑応答が行われました。

 10チームは現在、ヒアリングや調査を踏まえて、堀田商店街の空き店舗再生スペースを利用する具体的なペルソナ(人物像:学生、若い働き手、子育て世代など)を設定し、提案づくりの真っ最中。11月21日の中間発表では想定しているペルソナに近い方や地域の方にチームコンセプトを伝えフィードバックを頂きながら、空き店舗再生スペースの活用方法を実行するための計画をブラッシュアップしています。

 本講義は机上で学ぶだけではなく、実際の社会課題に触れながら、学びを深め、実践力を身につけることを目指しています。講義終了後も学外専門家や地域のステークホルダーの協力を得て、メンタリングや実践に向けた人的ネットワークの支援を行うほか、本学の「学びのコミュニティ創出支援事業」や「Enjoy Learningプロジェクト」も活用しながら、実践を後押ししていきます。

 都市情報学部では2022年度入試の受験生に向けて、新しい学部紹介コンテンツを準備中です。今後もご注目ください。

【ゲストスピーカー、サポーター】
 梶村良一、佐敷亮太(ワカサミ)
 竹本圭吾(名古屋市地域商業課)
 渡邊鉅基、小林貴(堀田本町商店街振興組合)


※1 デザイン思考:デザイナーの思考プロセスを形式化し、課題解決策を生み出す思考法。ユーザーの観察やペルソナの設定を通して、ユーザーも気づかない本質的なニーズ・課題を見つけ、その課題解決に向けたアイデアを創出。そのアイデアを素早く、安く、実行・テストし、小さく仮説検証を繰り返しながらさらに良い解決策を生み出していく。


※2  ワカサミ:地域のリアルな課題を知り自分たちで解決していくためのスタート地点となるイベントを全国で開催している。大手企業社員、企業経営者、公務員、学生などが集まり、スキルや専門知識を活かした社会貢献活動を行うプロボノ団体。https://wakasami.com

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