トップページ/ニュース 特別強化クラブ及び強化クラブ年間活動報告会 コロナ禍に負けない鍛錬を各クラブが披露
女子駅伝部は日本一の強さの要因を解説
令和3年度特別強化クラブ及び強化クラブ年間活動報告会が2月28日、天白キャンパス共通講義棟北の名城ホールを主会場に開催されました。各クラブの代表が登壇し、新型コロナウイルス感染症の流行で大会が中止に追い込まれたり、練習に制約を受けたりする中、工夫や鍛錬で1年間を乗り切ったことを報告しました。
同報告会の狙いは二つあります。一つは、クラブ同士の活動を知り、良いところを取り入れるなどして互いに高め合い、さらなる飛躍につなげること。もう一つは、大学関係者に自分たちのクラブの活躍をアピールし、理解してもらうことで、大学全体で応援する環境をつくることです。
最初はアメリカンフットボール部で、伊左次翔主将(経営学部3年)と森田壮祐副主将(同3年)が登壇しました。東海リーグは準優勝に終わりましたが、先輩が後輩の練習から人格形成まで幅広い支援活動を行う「メンター制度」を新たに導入して戦力アップに努めていることを強調しました。
創部73年目の柔道部は石川聖人主将(理工学部3年)と横田光史副主務(同1年)が、打ち込み、乱取りなどの稽古風景を動画で分かりやすく解説しました。合宿や大会が相次いで中止になりましたが、それでも全国大会出場者を出したことを紹介し、2022年度も引き続き頑張る心意気を示しました。
バレーボール部は苅田晃都主将(経営学部3年)と樅山康太副主将(経済学部3年)が鮮やかな配色の画像を映し出しながら1年間を振り返りました。普段は天白キャンパス6号館3階で練習していますが、狭く、天井も低いため、ナゴヤドーム前キャンパス体育館に移動して練習することもあると、現状を伝えました。
ラグビー部は髙木寛大副務(経営学部2年)と土屋咲季コーチ・トレーナーが登場。まず日進総合グラウンドの練習環境を整えてもらっていることに謝意を表しました。グラウンドでの選手たちのラインの動きをドローンで上空から撮影し分析する手法を動画で見せ、注目を集めました。
2021年6月の全日本大学野球選手権でベスト8に進んだ、特別強化クラブの硬式野球部。中村昂央主将(経済学部3年)と中村太志主務(都市情報学部3年)が「一球にこだわって練習に取り組んでいる」という具体例を詳しく挙げました。同選手権優勝の慶應義塾大学との投打の細かいデータ比較も関心を集めました。日進総合グラウンドの野球場の外野が人工芝に整備されたことに感謝して締めくくりました。
特別強化クラブの女子駅伝部は2021年、全日本大学女子駅伝対校選手権大会5連覇、全日本大学女子選抜駅伝競走(富士山女子駅伝)4連覇を果たしました。小林成美主将(外国語学部3年)と山本有真副主将(人間学部3年)が順番でその強さの要因を解説しました。2022年度は、2021年度の全国の高校3年生女子3000mベスト10のうち5人が入部することを予告。「レベルの高い新入生を迎え、切磋琢磨(せっさたくま)しながら連覇の更新に向けて頑張っていきたい」と表明しました。
強化クラブのハンドボール部は後日、別の機会に報告する予定です。
クラブごとの新しい練習法や独自の強化戦略を聞き、立花貞司理事長は「参考にして、クラブ間でよりよい成績を出す競争をしてほしい」と会場内の選手たちにメッセージを送りました。
小原章裕学長も同様に、「これは自分のクラブでも活用できるということがあったら、取り入れてほしい」と閉会あいさつで触れました。
ホールでは、コロナ対策のため分散して着席したほか、柔道部とラグビー部は別の教室で遠隔で参加しました。
立花貞司理事長「参考にして、クラブ間で競争して」
- アメリカンフットボール部
- 柔道部
- バレーボール部
- ラグビー部
- 硬式野球部
- 女子駅伝部
- メッセージを送る立花貞司理事長
- 閉会あいさつをする小原章裕学長