在学生・教職員/ニュース 赤﨑勇特別栄誉教授の出身地・南九州市で功績碑の除幕

功績碑の除幕 功績碑の除幕
市役所前に設置された功績碑 市役所前に設置された功績碑

 赤勇特別栄誉教授の功績碑が出身地の南九州市に建立され、4月16日、同市の塗木弘幸市長や家族の立ち合いの下、除幕式がありました。
 赤教授は1929 年に旧 知覧町(現 南九州市)で生まれ、鹿児島市立大龍小学校、第二鹿児島中学校(現 甲南高校)、旧制第七高等学校(現 鹿児島大学)を卒業するまで鹿児島で過ごしました。南九州市は2012年12月に「高輝度青色発光ダイオードを世界で初めて実現し、世界的にも科学の発展に寄与したことは、南九州市の大きな誇りであり、市民に大きな希望と自信を与えた」として、南九州市発足後初めてとなる市民栄誉賞を贈り、2014年ノーベル物理学賞後の2015年6月には名誉市民称号を贈っていました。
 

「本当に好きなことは続けられる」考えるきっかけになれば

 今回の除幕式で塗木市長は「功績碑が建立され、感激に堪えない。市民にとっても誇りで、未来へと引き継がれる財産になる」と挨拶。長女の三輪玲子さんは「父は幼いころ、野山を走り、石が好きでその形や色がどうして違うのか飽きずに眺めていたという。豊かな自然が好奇心を育み、研究者の礎になったと思う。病室には桜島の写真を飾り、鹿児島や知覧に恩返ししたいと言っていた。父は“本当に好きなことは続けられる”と言っており、この碑を見て、若い人たちが好きなことを考えるきっかけになればうれしい」と挨拶しました。次女の赤淳子さんは「6年前に家族全員で知覧を訪れ、また来たいと言っていた。“やっと帰ってきましたよ、良かったね”と父に伝えたい。父は雨男ですが、今日は天気も良く、遠慮したのかな」と晴天の空を見上げながら語りました。

  • 挨拶する塗木市長 挨拶する塗木市長
  • 親族を代表して挨拶する長女の三輪玲子さん 親族を代表して挨拶する長女の三輪玲子さん
  • 功績碑を囲む関係者 (功績碑左が南九州市関係者、右が親族) 功績碑を囲む関係者 (功績碑左が南九州市関係者、右が親族)
  • 市役所内の赤﨑教授を紹介するコーナー 市役所内の赤﨑教授を紹介するコーナー
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