トップページ/受賞 理工学研究科修了生の中村宏樹さんが 地盤工学会中部支部賞(研究奨励賞)を受賞

受賞者

中村 宏樹さん(理工学研究科社会基盤デザイン工学専攻修士課程修了、小髙猛司教授研究室)

受賞名

地盤工学会中部支部賞(研究奨励賞)

受賞日

2022年4月22日

受賞テーマ

堤防模型実験による基盤排水工の変状抑制効果の検証

地盤工学会中部支部賞(研究奨励賞)は、前年度の「中部地盤工学シンポジウム」で発表された論文の内、最も優れた研究成果として認められた論文の発表者1名のみに授与される賞です。歴代受賞者の大半を近隣大学の若手研究者が占める中、修士課程の学生の受賞は異例です。表彰式は、4月22日開催の公益社団法人地盤工学会中部支部の通常総会で行われ、受賞業績を紹介する講演会も行われました。中村さんは、今年2月にとりまとめた修士論文の研究において、高い透水性の基礎地盤を持つ河川堤防のパイピングを抑え、決壊の誘因となるすべり破壊を防ぐ対策工の開発研究を行いました。昨年8月にオンライン開催された中部地盤工学シンポジウムにおいては、従来の設計概念とは異なる新発想の基盤排水工を提案し、模型実験にてその高い効果を示すとともに、数値解析を用いて理論的に検証した研究成果を発表したことが高い評価につながりました。

中村さんは4月から、大手建設コンサルタント会社である株式会社建設技術研究所に就職し、実務の場において実際の河川堤防の調査、設計、維持管理に関わる業務を担う技術者として社会人のスタートを切りました。

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