トップページ/ニュース 理工学部建築学科の生田京子教授ゼミが半田市亀崎町の酒蔵でユニークなカウンター家具を製作
江戸時代に酒を運んだ弁財船をイメージ 7ピースの組み合わせでレイアウト自在
カウンターを製作したゼミ生たち
出来栄えを話し合うゼミ生たち
愛知県半田市亀崎町をフィールドにまちづくり、アートに取り組む理工学部建築学科の生田京子教授(建築計画)のゼミ生9人が、2022年は日本酒の酒蔵に合うユニークなカウンター家具を製作しました。
ゼミ生たちは3年生だった2021年夏から企画を練りました。地元で一度廃業した「敷嶋」銘柄の酒蔵が2021年に復活し、再スタートを切ったことが地元で話題になっており、重厚な蔵に置くカウンター家具を作ることで案が決まりました。「江戸時代に酒を運んだ弁財船(千石船)」をモチーフとし、「新たな出港」をイメージさせました。
大小7つのピースを天白キャンパス研究実験棟Ⅱのゼミ室で製作し、2022年5月に酒蔵に持ち込んで完成。つなげるとモチーフ通りの船形になります。組み合わせによって、カウンター、椅子、机などに自在に変化していきます。作品名は「敷嶋の運船(はこぶね)」。酒蔵イベントでも使うことができます。
ゼミ生の西本帆乃加さん(4年)は「亀崎全体で残っていくものを作りたいと考えて取り組んだ。蔵の空間とマッチしていてよかった。いろいろなパターンを考えられたのが楽しかった」と話しています。