トップページ/ニュース カーボンニュートラル推進プロジェクト主催 特別講演会を開催

 本法人のカーボンニュートラル推進プロジェクトが主催し、一般社団法人中部経済連合会(愛知県名古屋市、以下中経連)の協力で6月30日、天白キャンパス共通講義棟東で特別講演会「カーボンニュートラルの実現に向けた経済社会の変革~求められる『人材』と『研究』の観点を含めて~」が開催されました。講演者は中経連調査部担当部長の竹本憲氏が務め、ナゴヤドーム前キャンパスへのオンライン配信を含め、学生と教職員の計178人が聴講。メディア3社も取材に訪れました。

  • 開会の挨拶をする野口副学長 開会の挨拶をする野口副学長

 冒頭でカーボンニュートラル推進プロジェクト教育部会座長の野口光宣副学長が「昨今国内外で議論が急速に高まっているカーボンニュートラル実現に向けて、大学としての役割を果たすべくプロジェクトを設置し、基本方針を策定した。本講演会では、学生と教職員の皆さんにカーボンニュートラルに関する社会的背景や技術分野を含む中部圏の取り組みを知ってもらい、これからの学びや研究推進の一助としてほしい」と挨拶を述べました。

  • 講演する竹本氏 講演する竹本氏

 今回の講演者である竹本氏は、中部電力株式会社入社後、情報システム・燃料・内部監査・人事部門等を歴任、資源経済に関わる複数の外部機関にも出向。現在は中経連で調査部担当部長を務め、提言書「カーボンニュートラルの実現に向けた経済社会の変革」の策定において中心的な役割を担いました。

 講演で竹本氏は、カーボンニュートラル実現に向けては経済社会の変革が必要不可欠であると述べ、そのための5つの取り組みについて紹介。特に個々の意識変革や行動変容のための人への投資が大切であると説明しました。また、これらの取り組みと現在世界が直面しているポストコロナや脱炭素に向けた課題を掛け合わせて、中部圏に集積している各種製造業の技術を活かし、省エネ・脱炭素のためのイノベーションの推進が必要だと述べました。
また、大学に対する提言としては、イノベーションを起こす人材養成のための仕組み整備、産官学連携および研究成果の創出等があげられました。

 講演後には数名の参加者からの質問や意見もあり、閉会の挨拶では、カーボンニュートラル推進プロジェクト研究部会座長の平松正行副学長が「カーボンニュートラルの実現に向けた導入として有意義なお話をしていただいた。学生、教職員の皆さんには今日の話をきっかけにさらに自分事としてこの問題を考えていってほしい」と感想を述べました。

  • 質問する経済学部の李秀澈教授 質問する経済学部の李秀澈教授
  • 閉会の挨拶をする平松副学長 閉会の挨拶をする平松副学長
  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ