在学生・教職員/ニュース Book-aidの主催で 卒業生 太田海さん が講演を行いました

7月5日、天白キャンパスにて、本学の学生団体Book-aidが主催となり、講演会が開催されました。Book-aidは、2016年に経済学部渋井ゼミの有志を中心に結成され、東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市を支援する活動を行っています。この講演会には経済学部の学生を中心に、約40人が参加しました。

今回、基調講演を行ったのは、太田海さん25歳。2020年に経済学部を卒業した本学OBです。太田さんも在学中は、Book-aidに参加していました。卒業後は、東日本大震災の津波の最大到達地点に、避難の目安になる桜を植樹する活動を行っている、陸前高田市のNPO法人「桜ライン311」の広報担当として活動をしています。

  • 植樹会の様子(太田さん提供) 植樹会の様子(太田さん提供)
  • 高田町浄土寺カワヅザクラ (太田さん提供) 高田町浄土寺カワヅザクラ (太田さん提供)
  • 学生約40人が太田さんの講演を聞いた 学生約40人が太田さんの講演を聞いた

講演の中でまず、太田さんは、東日本大震災による陸前高田市の被害状況を説明。人口比およそ7.2%の人が亡くなったり、行方不明になったりしているということを伝えると、参加した学生は驚きの表情を見せていました。また、震災の教訓を1000年先まで伝えていくため、桜を植樹する活動をしていると、桜ライン311の紹介をしました。

今からできる防災、減災として、「家具の固定」「ハザードマップの活用」「災害時の行動について家族と話し合うこと」などを提案。そして、太田さんは講演の最後に、「災害が起こった時に、その瞬間を生き残れるように。その瞬間に自分と大切な人の命を守れるように行動してほしい」と学生たちに訴えました。

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【桜ライン311について】

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