在学生・教職員/ニュース 愛知総合工科高等学校専攻科生が「知事と語る会」に出席

デジタル人材の育成やデジタル技術の活用がテーマ

「知事と語る会」で発表する戸田駿太さん(手前) 「知事と語る会」で発表する戸田駿太さん(手前)

本学が指定管理法人となっている愛知総合工科高等学校専攻科(名古屋市千種区)情報・ITコース1年の戸田駿太さんが9月15日、デジタル人材の育成やデジタル技術の活用などをテーマに愛知県庁で開かれた「大村知事と語る会」に出席し、ものづくりに興味を持ったきっかけや将来の希望などを大村秀章知事の前で披露しました。

技能五輪全国大会で銀賞受賞が評価され参加

  • 大村秀章知事(右)から激励も 大村秀章知事(右)から激励も

2011年度に始まった「語る会」は、県政のさまざまな分野のテーマについて、その分野で活躍している県民と大村知事が直接、語り合う場として開かれています。今回は「未来へつなぐあいちのデジタル人材~イノベーションの創出に向けた人づくり~」をテーマに、工場の自動化を支援する企業の代表や自動運転の開発に従事する女性ら6人がそれぞれの活動内容や課題、今後の展望など発表しました。

戸田さんは小学生のころからものづくりに興味を持ち、2021年には愛知県が主催した「高校生ロボットシステムインテグレーション競技会(略称・高校生ロボットSIリーグ)トライアル大会」で最優秀賞、第59回技能五輪全国大会のウェブデザイン職種で銀賞を受賞するなどの功績が評価され、語る会への出席を要請されました。戸田さんは出席者の中で最年少でした。

「今の世の中にない新サービスを生み出したい」

  • 終了後に大村知事と写真に収まる戸田さん(左) 終了後に大村知事と写真に収まる戸田さん(左)

戸田さんはサイエンスワールド(岐阜県瑞浪市)で受けたロボット講習会でものづくりに興味を持ったことや、高校生ロボットSIリーグで出品したロボットが実際に動く様子を動画で紹介。さらに、今年11月の技能五輪全国大会のウェブデザイン職種で金賞を取ることを今年度の目標に挙げると、大村知事から「技能五輪の世界大会の金メダルを目指して頑張ってください」と激励されました。

現在、就職を見据えた技術力の向上に日々取り組んでいるという戸田さんは「最終的には今の世の中にない新サービスを生み出したい。そのためにはIT技術の向上が必要で、さまざまな経験を積んでいきたいです」と宣言。また、デジタル人材の育成に向けて「ネット検索の環境づくりなど情報収集能力の向上と、自分の領域外に一歩を踏み出す意識改革が必要」と大村知事に提言しました。

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