トップページ/ニュース 理工学部研究科の論文博士の学位授与を挙行
博士(工学)の学位記を手にする太田利夫さん(左から2番目)と小原章裕学長ら
11月21日(月)天白キャンパス本部棟で、小原章裕学長から太田利夫さんへ論文博士(工学)の学位記授与が行われました。
太田さんは理工学部メカトロニクス工学科で特任講師として講義を担当しており、教鞭をとるかたわら、SBW(steer-by-wire)車を対象としたシェアードコントロールの開発・実証に関する学位論文に取り組みました。論文中で提起している操舵パワーによる自動運転システムへの介入方法は独創的で、今後の成果が大いに期待できる研究であると評価され、見事大学院理工学研究科の審査および試験に合格。授与式には、理工学研究科の齊藤公明研究科長と論文主査の楊剣鳴教授(制御工学)が立ち会い、共に学位記授与の喜びをわかちあいました。
楊教授は懇談の場で「機械と人が共生していく一つのモデル。ぜひこの技術は発展していってほしい」と感想を述べました。
SBW・・タイヤとステアリングを機械的につなぐことなくモーターで電気的にタイヤ角を変える技術
シェアードコントロール・・人と自動運転システムが互いに運転権限をもつような仕組み
学 位 | 博士(工学) |
氏 名 | 太田 利夫(おおた としお) |
題 目 |
車両挙動に対する制御工学に基づく解析・設計とその適用に関する研究 (A Study on Analysis and Design of Vehicle Behavior Based on Control Engineering and Their Applications) |