在学生・教職員/ニュース ドーム前キャンパスで「苔テラリウムを通じてSDGsを知るワークショップ」を開催
学生団体の「名城自然交流倶楽部」が12月17日、「苔テラリウムを通じてSDGsを知るワークショップ」を開催しました。10月にイオン八事ショッピングセンター(名古屋市昭和区)での開催に続き2回目となります。ナゴヤドーム前キャンパスの社会連携ゾーン「shake」で開催されたワークショップには、近隣の小学校から応募のあった生徒と保護者が参加。親子で楽しみながらSDGsについて学生たちからレクチャーを受けました。
テラリウムとは、ガラスなどの透明な容器の中で適度な湿度を保ちながら生き物や植物を育てることをいいます。
今回は素材として名古屋市の準絶滅危惧種の苔を使い、苔テラリウムを通じて生育環境やその特性を学び、楽しみながら自然について考えてもらおうという取り組みです。
「SDGsかるた」を使って楽しくSDGsを学ぶ
まず学生たちからイベントの目的などの説明があり、続いてSDGsの17項目について事例を交えながら紹介がありました。
参加者からは「自分たちが無駄な食事を減らすことで、なんで外国の人たちの飢餓が無くなるんですか?」といった質問が出るなど、真剣に学生のレクチャーを聞く姿がありました。
その後、SDGs17項目と具体的な事例を紐付ける自作の「SDGsかるた」を使い、親子で競いながら学んだことの復習をしました。
それぞれの個性を発揮しながら苔テラリウムを作る
最後に準絶滅危惧種である苔について説明を受け、いよいよ苔テラリウム作り体験です。子どもたちは学生たちから土の入れ方やピンセットでの苔の植え付け方など丁寧に手ほどきを受けながら1時間程度で完成させました。それぞれの自然のイメージを容器の中に再現しながら、「これは牛の親子の水飲み場なの」「この恐竜は水生だからここは川で、こっちは森なんだよ」と夢中で作業を進めていました。
参加者からは「楽しかった!持ち帰って大切に飾りたい」「自分の身の回りにも苔があるか見てみたい」「わが子の集中がこんなにも続くとは驚きでした」などさまざまな声が聞かれました。
また主催の学生たちからは「小学生にも出来る作業、出来なくても大丈夫なマニュアルなど、今回は周到な準備ができました」「人を巻き込む活動に新たな気づきがありました。まずは自分で動いてしまうことだと思います」など成功させた喜びだけでなく、イベントを通じて感じた学びについても多く語ってくれました。