トップページ/受賞 理工学研究科の山下隼史さんが土木学会中部支部で優秀講演者賞

受賞者

山下 隼史さん(理工学研究科社会基盤デザイン工学専攻 修士1年、小髙猛司教授研究室)

受賞名

土木学会中部支部 令和4年度土木学会中部支部研究発表会 優秀講演者賞

受賞日

2023年3月3日

受賞テーマ

砂質土の骨格構造が液状化強度に及ぼす影響に関する実験及び解析的検討

地震時に砂地盤で発生することが懸念される液状化現象を正確に予測するためには、砂粒子が形成する骨格構造を正確に把握した上で液状化予測解析をする必要があります。山下さんは卒業研究からこの研究テーマに取り組み、細かい土粒子から粗い土粒子まで含まれる砂地盤が形成する3種のパターンの骨格構造を、マイクロスコープとマイクロフォーカスX線CTによって可視化し、要素試験と数値シミュレーションによってその骨格構造の違いによる砂地盤の力学特性の違いを明らかにしました。さらに、振動台模型実験と数値解析を実施し、骨格構造の違いを考慮した液状化予測が可能であることを示したことが、高く評価されました。山下さんは3年生の時からこの研究発表会に参加してきましたが、毎年の受賞で今回が3回目となり、別の学会を併せると通算5回目の受賞となりました。

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