藤原和樹 助教（農学部 生物資源学科）

日本植物病理学会学術奨励賞

2023年3月27日

タマネギべと病菌等の病原体の検出・診断技術の開発

　植物病害の診断は、病気の原因を明らかにし、病気の進行状況や被害の見通しや防除対策を提示することにあります。一方で、見た目が健全な植物に病原体が潜伏していることがあり、潜在的な病気の発生リスクが存在します。本受賞研究では、タマネギべと病等の新興・再興病害について、発病様式および感染生理などの解明に精力的に取り組むとともに、侵入警戒および初動対応に不可欠な病原体の検出・診断技術を開発いたしました。また、当該技術の開発により、生産現場で問題となっている植物病害の対策技術の構築にも貢献いたしました。