在学生・教職員/ニュース 解体工事中の天白キャンパス2号館屋上の看板を撤去
50年余りにわたって学生や教職員を見守る
撤去される「名」の字の看板
解体工事が進められている天白キャンパスの2号館で5月10日、「名」「城」「大」「学」の大きな黒色の文字で長年にわたって学生たちや教職員を見守り、地域住民に本学をアピールしてきた屋上の看板が撤去されました。
看板は、1967(昭和42)年に2号館が完成した4年後の1971(昭和46)年に設置されました。「名」「城」「大」「学」と一文字ずつ書かれた一辺の長さが2・25mの正方形の看板4枚がそれぞれ支柱に取り付けられ、南側に向かって並んでいました。
撤去後は保管し、活用方法を検討
- 長年、地域住民との接点となっていた看板
- 支柱から取り外す作業
天白キャンパス前を通る飯田街道からもはっきりと「名城大学」の文字を見ることができた看板は、解体工事に伴って防護パネルに覆われるまで約50年間にわたり、「屋外広告看板」として本学の存在感を示してきました。
撤去作業は、解体工事を請け負っている株式会社熊谷組の担当者らによって文字が書かれた看板が一枚ずつ支柱から取り外された後、クレーンを使って慎重に地上に降ろされました。撤去された看板は保管して活用方法を検討することにしています。
作業を見守った大脇肇理事は、昭和50年代に2号館の屋上に上がった学生が「大」の文字に「`」を加えて「犬」の字にしてしまったというエピソードを紹介。「古き良き時代のいたずら」と振り返ります。
1975(昭和50)年に入学した時から毎日、看板を見ていたという大脇理事は「正門前にあったバス停で降りて必ず目に入った看板で、天白キャンパスと地域住民の方々との唯一の接点でもあったので、感慨もひとしおです」と話していました。
解体中の2号館と3号館の跡地には、2026年に開学100周年を迎える本学の新たな顔となる「全学共用棟(仮称)」などの建設が計画されています。
- 「大」の字を調べる大脇理事
- いったん屋上に降ろされた「名」の看板。この後、地上へ