トップページ/受賞 農学研究科の釣上さんが生物工学若手研究者の集い 夏のセミナーで専門分野プレゼン賞
受賞者 |
釣上竜河さん(農学研究科農学専攻修士課程1年、加藤雅士教授・志水元亨准教授研究室) |
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受賞名 |
生物工学若手研究者の集い 夏のセミナー 2023 専門分野プレゼン賞 |
受賞日 |
2023年6月25日 |
受賞テーマ |
糸状菌 Aspergillus nidulans 由来の新規 aminopeptidase の機能解析 |
生物工学会が主催する生物工学若手研究者の集い夏のセミナー 2023において、釣上さんが優れた発表を行い、酵素学分野の参加者から高い評価を受けた学生に贈られる「専門分野プレゼン賞」を受賞しました。糸状菌(カビ、キノコの仲間)は、デンプンやタンパク質などを分解する多種多様な酵素を分泌することが知られており、古くから研究されています。しかし、まだ機能不明な細胞外酵素が多く存在しています。 今回の研究では、糸状菌 Aspergillus nidulansが菌体外に分泌する機能不明なタンパク質に着目して解析を進めました。試行錯誤の結果、解析したタンパク質は、これまでに報告例のない、金属イオンを反応に必要とする新奇なペプチド分解酵素であることがわかりました。 ペプチド分解酵素は、食品加工分野において風味や食感の改善のためによく使用される酵素です。今回発見したペプチド分解酵素も、これまでにない食品加工用酵素として使用されることが期待されます。 |