在学生・教職員/ニュース リトアニアからの訪問研究員が都市情報学部で講義

「戦間期」の日本とリトアニアの関係史を研究 その一端を講義で解説

都市情報学部の講義に登壇したディドヴァリスさん 都市情報学部の講義に登壇したディドヴァリスさん

リトアニアのカウナスにあるヴィタウタス・マグヌス大学のアジア研究センター長で、2023年6月から訪問研究員として本学を訪れているリナス・ディドヴァリスさんが7月5日、ナゴヤドーム前キャンパスで、都市情報学部の稲葉千晴教授が担当する講義「都市と国際関係」で登壇し、日本とリトアニアをめぐる歴史や両国の交流に足跡を残した人物などを紹介しました。

福沢諭吉ら両国の交流に足跡を残した人物を伝えるドキュメンタリー映画も紹介

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ヴィタウタス・マグヌス大学外交政治学部出身のディドヴァリスさんは、国際基督教大学大学院に留学して博士課程を修了(法学博士)しており、東アジア政治史や環境保護問題などを専門としています。本学には10月まで滞在予定で、現在、文献やデータベースなどから第一次世界大戦と第二次世界大戦の間の「戦間期」の日本とリトアニアの関係史について研究を続けています。

講義では、初めにディドヴァリスさんは日本とリトアニアの関係が19世紀に始まったことや、戦間期に首都ビリニュスがポーランドに占領されてカウナスが臨時の首都になったこと、ビリニュスでは近くNATO(北大西洋条約機構)の首脳会議が開催されることなどを解説。日本領事館が置かれていたカウナスでは「ユダヤ人難民を救った『命のビザ』を発給した杉原千畝を学ぶことができます」と語りかけました。

続いて、ディドヴァリスさんやオーレリウス・ジーカス駐日リトアニア大使らが2017年に製作したドキュメンタリー「カウナス、スギハラを、日本を想う」を上映。幕府の遣欧使節団の通訳として1862年にリトアニアを訪れた福沢諭吉と杉原千畝、日本の文化や歴史を著作で紹介したリトアニアの政治家とジャーナリストの足跡や功績を多くのインタビューから浮かび上がらせた記録映画で、ディドヴァリスさんは「知られざる人々や歴史を伝えることができれば」と願っていました。

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