トップページ/受賞 薬学部薬学科の片田ひかりさんが第143回日本薬理学会近畿部会で優秀発表賞を受賞

受賞者

片田ひかりさん(薬学部薬学科6年、病態解析学Ⅰ)

受賞名

第143回日本薬理学会近畿部会 優秀発表賞

受賞日

2023年6月24日

受賞テーマ

幼若期社会的敗北ストレス負荷による社会性行動障害発現におけるミクログリアとTNF-αの関与

第143回日本薬理学会近畿部会がウインク愛知にて開催されました。本賞は、優れた学生口演を対象として授与されます。

精神疾患の病態や発症に、脳内免疫系が関与していることが示唆されていますが、幼少期におけるストレス曝露が脳の発達に及ぼす影響については、詳細に検討されていません。幼少期における虐待などのストレスへの曝露をモデル化したマウスを用いて、ストレス負荷による中枢神経系の免疫細胞であるミクログリアの関与を検討したところ、ミクログリアの活性化と炎症性メディエーターであるTNF-αの増加が惹き起こされることを見出しました。本研究は幼少期のストレス曝露によるストレス関連精神疾患の病態解明の一助となることが期待されます。

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