在学生・教職員/ニュース 薬学部が第20回高校生体験実験講習会を開催
薬学というサイエンスの魅力を伝えるために
2023年10月14日(土)、本学八事キャンパス薬学部で高校2年生を対象に「高校生体験実験講習会」が開催され、12名の学生が参加しました。
同講習会は実験の楽しさや薬学の魅力を伝えるために2000年度からスタートし、今年で20回目の開催となります。今回のテーマは「からだに常在する細菌をみてみよう」。微生物学研究室の打矢惠一教授、輪島丈明准教授が中心となって細菌の特徴や医療従事者が日常行っている正しい手洗いの方法などについて解説しました。
はじめに光学顕微鏡の使い方に慣れるため、事前に用意されていた数種類の細菌を顕微鏡で観察。参加者はピントをあわせるのに苦心しながらも、打矢研究室の学生スタッフにサポートされながら観察した細菌をスケッチしました。
次に、医療従事者が行う衛生的手洗い方法の一つであるスクラブ法を実体験するため、紫外線反応性蛍光ローションを手に塗り、紫外線照射装置を使って手洗い前と手洗い後の手の様子を観察。
最後はからだに常在する細菌を観察するために各自の口腔内と皮膚上の細菌を採取し、グラム染色法を用いて染色した細菌を顕微鏡で観察しました。
ピントが合わず見つけられなかった細菌が学生スタッフのサポートでようやくみつけられると、嬉しそうにスマホで撮影する参加者らの様子が見られ、講習会は終始にぎやかな雰囲気で行われました。
- 光学顕微鏡を使って細菌を観察
- 観察のため用意された枯草菌(納豆菌)
- スクラブ法を用いた手洗いを体験
- 打矢研究室の学生のみなさんが細菌でつくった大学ロゴ