トップページ/受賞 理工学研究科の児玉直哉さんが第58回地盤工学研究発表会で優秀論文発表者賞を受賞
| 受賞者 | 
 児玉直哉さん(理工学研究科社会基盤デザイン工学専攻修士課程1年、小髙猛司教授研究室)  | 
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| 受賞名 | 
 第58回地盤工学研究発表会優秀論文発表者賞  | 
| 受賞日 | 
 2023年9月8日  | 
| 受賞テーマ | 
 三軸試験及び吸水軟化試験による火山灰質砂質土盛土材の力学特性の評価  | 
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 九州や北海道では、地盤に広く分布する火山灰質土が盛土材として使用されていますが、近年発生した熊本地震(2016年)や北海道胆振東部地震(2018年)では火山灰質土で造成された宅地盛土が多数被災しました。特に、細粒分を多く含有する土でありながら、高含水状態で粘着力を消失し、液状化に近い状態で崩壊しましたが、そのメカニズムは十分に解明されていません。今回、児玉さんは、ニセコ町で採取した火山灰質土を対象として、盛土材としての適性を実験的に評価した結果を報告しました。具体的には、数種類の密度で再構成した供試体を用いて室内試験を実施することによって、現地火山灰質土の力学特性を詳細に調査しましたが、特に、吸水軟化試験と呼ぶ独自の試験法によって、間隙水圧上昇時に急激に強度低下する特性を明確に示したことが高い評価につながりました。  | 
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